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2021.7.27

Vnet編集部

まだ間に合う! お子さまが夏休みを無駄にしない方法【子育てアドバイザー/中山淳子さん連載 第4回】

テレビ・ラジオのコメンテーターとしてもおなじみ、子育てアドバイザーの中山淳子さんによる連載です。「子育ても仕事も夢もあきらめない!」精力的に仕事をこなすかたわら、お子さまの受験も全力サポートし、見事志望校合格へと導いた、その実体験と"ママのサポート"のコツをご紹介します。受験生を持つお母さん、お父さんにぜひ読んでいただきたい連載企画です。

 

はじめに

みなさんこんにちは! 福岡を拠点にママを応援する活動をしている中山淳子です。いよいよ夏休みが始まりましたね。今回は夏休みの計画の立てさせ方、守らせ方、塾の夏期講習の有効性、家での過ごし方など、お子さまが夏休みを無駄にしない方法についてお話します。受験生のお子さまだけでなく、そうでないお子さまにも有効ですので、ぜひできることから始めてみてください。きっと有意義な夏休みにできると思いますよ。

夏休みは「勉強の楽しさ」や「価値」を体験する機会に

勉強の楽しさや価値を知る

塾の夏期講習や体験授業などに参加してみる(無料体験でOK!)

受験を経験し、今年から中学校に通っている我が息子は、小学4年生の時から塾の夏期講習に参加していました。これは中学受験のためというわけではなく、軽く体験させるつもりで「行ってみる?」と意向を聞いたのがきっかけです。
今でも覚えていますが、塾での夏期講習の初日の授業を終えて帰宅した息子が「塾の先生の授業、めっちゃおもしろい!」と興奮気味に話してきました。学校の授業とは違った「ちょっと高度な」「背伸びした」授業や、時々織り交ぜる先生の、興味を惹きつけるトークに感動したようでした。こうやって「勉強のおもしろさ」を体験させてくれただけでも、早いうちに塾の夏期講習に参加させてよかったと思っています。
息子が後に、自分から「中学受験をしたい!」と言い出したのも、実は塾の夏期講習に参加したことがきっかけでした。中学受験は全員がするものではありません。公立の小学校に普通に通っていれば、特に必要性を感じることもなく、そのまま公立の中学校に進学することが多いでしょう。しかし塾にはさまざまな目標を持った子どもが集まります。「あ、こういうふうに中学受験をする人もいるんだ」と本人が気づき、「自分もやってみたい!」と思うきっかけになることもあるのです。
長い夏休みです。無料体験で構いませんから、普段とは違う友だちに交じって、普段とは違う先生の授業を受ける機会を作ってあげることで、子どもの世界が大きく開けることもありますよ。

学校説明会イメージ

学校説明会に参加する(受験生でなくてもOK!)

前回の記事にも書きましたが、この時期は学校説明会も頻繁に開かれていますので、参加してみてはいかがでしょうか? 受験学年になる前から参加しておくと、情報収集にたっぷりと時間を使えるのでおすすめです。
前述のとおり、子どもたちの好奇心は、どこで火がつくかわかりません。さまざまな機会を与えてあげることで「こういう世界もあるんだ」と気づき、自分から積極的に勉強や受験に関わり始めることもあるでしょう。

社会勉強

社会勉強のチャンス

息子は家から少し離れた塾に通っていたので、平日はできるだけ私が送り迎えをするようにしていましたが、時には一人で公共の交通機関に乗る練習をしたり、公衆電話から電話をさせたり(スマホを持たせていなかった)、良い社会勉強にもなりました。夫が送迎をする際には、貴重な男同士の時間にもなったはずです(笑)。

夏休みを計画通りに過ごさせるコツ

夏休みの計画

スケジュールを立てさせる、守らせるには

夏休みの宿題は子どもの性格がもろに出ます。息子は計画的というわけではないですが、ドリルなどは最初に一気に片付けてしまうタイプでした。ただし、自由研究などの宿題は苦手で、後回しになることも。
親が口出しして、強制的に宿題をさせるようなことはありませんでしたが、スケジュールを立てることの大切さは説明しました。口で言っても伝わらない場合は、自分の(仕事用の)手帳などを見せると効果がありました。「大人だって、こうやってスケジュールを立てているのよ」「自由研究は準備もあるから時間がかかるよ」と。いずれにしても大切なのは、重要性を理解させ、いつやるかを本人に決めさせることです。

受験生はメリハリを。塾でも家でも勉強漬けでは息が詰まります

勉強時間より密度

勉強時間ではなく、密度を大切に

さて、ここまでは受験生になる前の話。では受験生はどのような夏休みを送るべきなのでしょうか? 朝から晩までみっちりと、塾でも家でも勉強をするべきでしょうか? 正解は人によって違いますが、我が家では、家は「安心・安全」で「リラックス」できる場所になるよう努めていました。つまり、受験勉強は塾にお任せしていたのです。
こうすると、もちろん家では時間を忘れてゲームをするようなこともありましたが、それは認めていました。息が詰まらないように。
ただし、最初に時間を決めさせた上で、「あと15分だよ」など、ある程度の行動を促すことはしていました。

ダラダラ過ごす

家ではダラダラしてもOK!? でも管理はしっかりと

塾の夏期講習に参加していたこともあり、息子が家で勉強をするのは、塾の宿題ぐらいでした。我が家ではそれで良しとしていました。上を見ればキリがありませんし、仮に夜中まで勉強したとしても、内容が伴っていなければ意味がありません。家でダラダラすることを許す代わりに、塾ではがんばって来なさいと伝えていました。どれだけ集中して勉強するかを重視したのです。
ただし、いくら家でのダラダラを許していたと言っても限度があります。お友だちから誘われた時には、まずは「自分が遊びたいか」を尋ね、遊びたいのであれば、時間配分を考えさせました。何時まで遊ぶから、その前に何分勉強して、その時に宿題を終わらせて…というふうに自分で決めさせるのです。ゲームをしたいのであれば、頭ごなしに咎めるのではなく、何時までやるかを尋ねます。自分で決めた時間になってもゲームをやめなければ、「自分で決めたことは守りなさい」と厳しく言うようにしていました。ここでの注意点は親もそのように行動することです。親ができていないことを子どもに求めても、「なんで私(僕)だけ?」と反発を招く可能性が大きいからです。

どっしり構えて、受け止めてあげる

親の不安

親の不安は子どもに伝わる

それでも、まわりの友だちの影響でもっと遊びたがったり、不平を言うことは、息子にもありました。そういう時は「お父さんやお母さんは受験してほしいわけじゃないから」と言うようにしていました。大人でも意欲を失う時はありますから。
また、受験生であればテストの結果や偏差値、ライバルの存在など、ストレスやプレッシャーを感じて潰されそうになることもあります。そういう時は子どものイライラやトゲトゲした気持ちを受け止め、広い心で見てあげるようにしましょう。

認めてあげる

どっしり構えて、受け止めてあげる

どのような言葉をかけたら良いかは、子どもの個性によって変わってきます。発破をかけて「くそーがんばるぞ!」と思う子もいれば、褒めることで伸びる子もいますから。まずは「わかるよ。よくやってるよ」などと、日頃の勉強の労をねぎらってあげるようにしてください。そうやってストレスを吐き出させてあげることで少しずつ落ち着きを取り戻すようになります。
私もテスト結果や偏差値などは目安としては見ていましたが、右往左往することのないように注意していました。結果をもとに脅したところで、悪い方に作用してしまうことの方が多いからです。特に小学生は、まだまだ子どもです。遊びたい、甘えたいのが本音。その気持ちを親が断ち切るのではなく、認めて、ねぎらうと、「またがんばろう」と思うようになります。そこは我が子を信じるしかありません。口うるさく言うのはグッと我慢しましょう。

先生に相談する

学校や塾の先生を積極的に利用してみる

親と子は近すぎるからこそ、感情的になりがちです。受験が近づくと特に、大人も一緒にイライラしたり、不安になったりしがちですが、そこはグッと堪えて、俯瞰して状況を見るようにしましょう。少しでも「あやしいな」と思ったら、私は積極的に塾の先生に状況を伝えていました。「ちょっとストレスがあるようなので、先生から励ましてもらえませんか?」とか「勉強したくないと言ってきたので、様子を見てもらえませんか?」など。親と子ども、そして学校や塾の先生は三位一体です。受験は三者が協力するチーム戦です。うまく活用するべきです。

お手伝い

「夏を制す者は受験を制す」は塾の都合!?

塾が監修するサイトでこういうことを言うと怒られそうなのですが、「『夏を制す者は受験を制す』という言葉は塾の都合だ」と言われることがあります。夏期講習や合宿など、塾にとっては稼ぎ時ですから、そう言われても仕方ありませんよね。
私は「この年齢にしかできないことをやるのが夏休み」だと思っているので、息子が受験生だった昨年も近場で家族旅行を実行しました(中高生になると家族旅行もしづらくなりますから)。家のお手伝いも、普段は難しくても、夏休みであればできます。それも大切な経験です。「受験生だからやらなくていい」ではなく、それをすることで気分転換になったり、前向きな気持ちになったりします。お手伝いをしてくれたら、できるだけ褒めるようにしましょう。「夏を制す」というよりは、いまできることを精一杯やった者が受験でも結果を出すのかもしれません。

さあ保護者の皆さん、今からでも遅くはありません! お子さまが夏休みを無駄にしないよう、最善を尽くしましょう!!

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【筆者プロフィール】

中山淳子 なかやま じゅんこ
株式会社七田チャイルドアカデミー(現 株式会社イクウェルチャイルドアカデミー)で約20年間、九州・沖縄本部長、東京本部長などを歴任し、独立。現在は各種教育機関、幼稚園、保育園などのコンサルティングや、ママ向け商品、施設、住宅メーカーのアドバイザーとして活動中。

子育て支援や、仕事と子育ての両立を頑張るママへのエッセイなど多数寄稿するかたわら、各地での講演会にも多数登壇。自身の不妊治療、妊活経験を語る活動も。福岡市東区在住。中間市出身。一児の母。この春、ご子息が中学受験に挑み、難関校に見事合格。

ママの輝く明日を応援するDomani(ドマーニ)代表
子育てアドバイザー。ママのライフワークアドバイザー
NPO法人ママワーク研究所 理事
NPO法人Wing-Wing 理事
一般社団法人右脳記憶教育協会 理事
一般社団法人メンタルウエルネストレーニング協会 理事ほか

公式サイト

超ママ力 中山淳子公式サイト https://www.cho-mama.jp/

メディア出演

2017年4月~現在「ももち浜ストア」(TNCテレビ西日本)レギュラーコメンテーター
2018年5月~現在「櫻井浩二インサイト」(RKBラジオ)コラムニスト
2015〜16年 「今日感テレビ」(RKB毎日放送)コメンテーター

著書

2018年秋「超ママ力」(リボンシップ出版社)

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