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自由研究

2021.6.17

Vnet編集部

【自由研究おすすめテーマ】飲み物に含まれる砂糖の量を調べよう!|小学校高学年向け

気温も高くなり、子どもたちがジュースを飲みたがる時期になってきましたね。あまり甘いものを食べ飲みしてほしくないと思う親心とは別に、炭酸飲料を好むお子さまも多いと思います。そこで、飲料水の砂糖の量を調べる自由研究はいかがでしょうか?飲料水にひそむ甘い罠を調べることで、自分の体や健康に興味関心が出てくるテーマです。砂糖の量を「見える化」することで、お子さまだけでなく保護者の方も一緒に、家族の健康について考えるいい機会になりますよ!

 

※この記事は、管理栄養士監修のもと作成しています。

飲料水と砂糖の関係

飲料水には、私たちが考えているよりも多くの砂糖が含まれています。炭酸飲料やジュースはなんとなく想像できますが、実はスポーツ飲料や野菜ジュースといった健康によさそうな飲み物にも砂糖は入っています。全く飲まないように、というのは難しいですが、飲む回数や1回で飲む量を減らすといった意識が大切です。

飲料水の砂糖の量を比較する方法

①調べたい飲み物を選んで購入、砂糖の量が多い順を予想する

飲料水に含まれる砂糖量を調べる方法1


たくさん砂糖が入っていそうな炭酸飲料、普段飲んでいるお気に入りのドリンクやあまり糖分が含まれていなさそうな味付きの水、体によさそうな野菜ジュースや果汁100%ジュースなど、様々な種類を少なくても5種類ほど選んでみましょう。

また「糖類ゼロ」、「微糖」、「無糖(ノンシュガー)」、「甘さひかえめ」、「カロリーオフ」といった表記をしている商品を選んで、検証してみるのもいいですね。
飲料水の準備が終わったら、砂糖の量が多そうな順に予想をします。

②含まれる糖分の計算方法

糖質の計算式

砂糖の量を知るためには、ラベルに書いている栄養成分表示の「炭水化物」の項目を見ます。
実は、炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたもののことをいいます。糖質とは、私たちが日々活動をするエネルギー源となりますが、過剰にとると中性脂肪として蓄積されてしまいます。
ここでは、詳しい説明はしませんが、砂糖は糖質の1つの種類にあたります。
飲料水には食物繊維が含まれていないものがほとんどなため、炭水化物=砂糖(糖分)の量として、考えていくことにします。

栄養成分表示の見方
栄養成分表示には、1パックあたりで表記されているものと100mlあたりで表記されているものなどがあるので、実際の内容量を確認しながら計算していきます。
例えば、下記ラベルの場合は
11.3g(100mlあたりの炭水化物)×5(500ml)=56.5g
WHOが推奨している1日辺りの糖類の摂取目安は、25g。ペットボトル1本のジュースを飲むだけで1日分の摂取目安量をはるかに超える、砂糖をとることになります!ちょっと驚きですよね・・・。その驚きを、さらに見える化することで、健康に対する意識を高めていくことができます。

【おまけ】
果汁100%ジュースの中には、砂糖が含まれていないのに炭水化物(糖分)の数字が書かれているものもあります。これは、砂糖ではなく果物に由来する果糖の量になります。しかし、100%ジュースのものでも加糖されている場合もありますし、果糖だからといってたくさんとってもいいというわけではないので、やはり飲むときには注意が必要です。

③結果を目に見える形にして、ランキングにする

計算で出した数字と同じ量の砂糖を用意します。用意した飲料水すべてのパッケージと砂糖を並べると、砂糖の量の比較がわかりやすいです。ただ、砂糖がちょっともったいないという場合は、1種類ずつ撮影します。カメラ、パッケージ、砂糖を置く場所は固定させると、比較したときに分かりやすいですね。
角砂糖を積んでみたり、並べてみたり、砂糖をお皿に盛ってみたりと、どうすれば砂糖の量の比較がしやすいか、自分なりに考えて工夫しましょう!
飲料水の種類によって、内容量が異なる場合があります。その場合は、100ml当たりの砂糖量で比較し、ランキングをつけるといいでしょう。

④砂糖水を飲んでみて、ジュースが美味しい理由を考える

一番多かった飲料水と同じ量の砂糖を水に溶かして飲んでみましょう!どんな味がするでしょうか??きっと「甘すぎて飲めない!」という意見が多いはずです。
では、ただの砂糖水は甘すぎて飲めないのに、ジュースになると美味しく飲めるのはなぜでしょうか?そういった点についても、自分なりに考えたり、調べたりしてみましょう!

⑤砂糖のとりすぎはなぜダメなのか考えてみる

砂糖について興味が出てきたお子さまは、砂糖の摂りすぎが体に及ぼす影響まで調べるのもおもしろいと思います。
実は、とりすぎた糖分を代謝するためには、たくさんのビタミンB群(特にB1)やカルシウムを多く消費します。その結果、本来使われるべきところに栄養がいかずに、下記のような症状がでてしまいます。
・肥満
・虫歯
・集中力の欠如
・イライラする

なぜ、砂糖の摂りすぎが上記のような症状を引き起こすのか、ぜひお子さまと一緒に調べてみてください!

自由研究でまとめるポイント

下記項目について、詳しく内容をまとめていきましょう!もちろん、調査中に不思議に思ったことや追加で調べたいことがでてきたら、じっくり調べてまとめてください!
①砂糖の量が多い順を予想、なぜその順番にしたのかをまとめる
②飲料水と砂糖の量を分かりやすく比較し、ランキングにする
③自分の予想と、実際のランキングとが合っていたかどうか、思ったよりも多かったり少なかったりした飲料水はどれだったか
④砂糖水を飲んでみた感想、なぜジュースだと飲めるのか、自分なりの考えや調べたことをまとめる
⑤なぜ砂糖をとりすぎるとよくないのか、調べたことをまとめる
⑥砂糖の量を比較してみての感想、今後の生活にどう活かそうと思ったのかをまとめる

自由研究シート

自分で用意すると自由にアレンジができますが、どうしてもまとめるのが苦手というお子さまのために、自由研究の内容をまとめるための専用シートを用意しました。下記よりPDFをダウンロードして無料でご利用いただけます。ご家庭のプリンターやコンビニのネットプリントで印刷可能です。自由研究のまとめにぜひご活用ください。

以上、飲料水に含まれる砂糖の量を調べる方法を紹介してきました。体によさそうな飲み物でも想像以上に砂糖が含まれているのが分かり、私たち大人でも気をつけようという意識が出てくると思います。「甘いものはほどほどに!」と言っても、子どもたちはわかってくれませんが、実際の砂糖の量を見てみると少し意識が変わるかもしれません。自分たちの体のこと、健康のことに興味を持つきっかけになる研究テーマですので、ぜひ甘い飲み物が好きなお子さまに、すすめてみてください!

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