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2021.1.6

Vnet編集部

【宮崎県/英語】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)

このページでは、2021年度の宮崎県公立高校入試に向け、英語の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。

 

※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。

2021年度入試の出題範囲について

2021年度宮崎県公立高校入試の英語の出題範囲は、中学校1・2年の全内容と、中学校3年の教科書「開隆堂 Sunshine3」の91ページまでが対象です。出題範囲は狭くなりますが、逆に言うと、2021年度の英語の入試は1年生・2年生の学習内容がメインとなる訳ですから、2年生までに習う内容を例年以上にしっかりと仕上げる必要があることになります。対策としては、過去問を使って2年生までの内容に抜けがないように学習することと、形式が似ている問題を徹底的に解く練習をすることがおすすめです。

平均点の推移について

次に平均点の推移です。
英語の得点率は60%前後で推移していましたが、3年前から長文の中に英作文を記述させる問題が出題されるようになり、下降傾向にあります。2021年度の入試でも同様の問題が出題されることが予想されます。英作文の書き方を始め、アウトプットをする機会を増やす必要があります。

問題構成と配点について

続いて構成と配点です。
宮崎県公立入試の英語の問題は大問5つで構成されています。大問ごとの配点、平均点が非公表のため、ここでは正答率で表しています。英作文を含む長文読解の正答率が低いことがわかります。よって大問5が勝負となります。

【今後の勉強法①】対話文・長文の攻略

ここからは今後の勉強法について解説します。まずは対話文と長文です。ポイントは2つ。

スラッシュを入れて読む

画像のようにスラッシュを入れて文を区切り、ざっくりで良いので大意をつかみましょう。

文章を読む前に(注)を読む

習っていない単語訳を読むことで問題文の内容を予測することができます。

この2つのポイントに気をつけるだけでも、文章の理解とそのスピードの改善に大いに役立つはずです。

【今後の勉強法②】リスニングの攻略

リスニングについては以下の方法で「耳」を作っていきましょう。

音が聞こえない・認識できない場合

これは「単語のつながり方」「音の消失パターン」を知らない可能性が高いです。原稿を見ながらリスニング問題を聞き、ネイティブの発音の特徴をつかみましょう。

対話問題での解答に困る場合

このケースは対話の流れを把握することにエネルギーを使っているので、次に何を言うかを考えられていない状態です。友だちとの会話、ホテルでの宿泊、学校の先生との会話、家での会話など、中学校内容で扱う内容は限られているので、他県の過去問や問題集から対話文のパターンをできるだけ多く身につけておきましょう。中1の教科書の対話文の暗唱から始めるのも良いでしょう。

頭に英語の情報が残らない場合

脳で英語を処理しきれず、BGM化しているため、保持能力を上げる必要があります。そこで1文、2文、3文と区切りながら聞いていく「区切り聴」を試してみましょう。次第に英語の情報に脳が慣れてくると思います。

【今後の勉強法③】英作文の攻略

基本となる表現は覚えてしまうことが大切です。
・暗唱して、使える表現を溜めていきましょう。まずは過去問や模試の問題などを「丸パクリ」してみてください。
・過去問や類似問題から知っている表現を抜き出してみましょう。
知っている単語に置き換えて、使えるフレーズを増やしていきましょう。

今後の実践項目について

時間を測って解く訓練をしましょう

試験時間50分のうち11分がリスニングに割かれるので、実質39分で残りの4題を解くことになります。そこで模試などでは、見直しの時間を確保するため、長文4つ分を34分で処理する訓練をしましょう。時間のかかり過ぎる問題はいったん飛ばして、確実に得点できる問題を回収していくスタイルを身につけると良いでしょう。

リスニングのポイント

問題の文頭をしっかりと聴き取りましょう。こうすることで、何を答えれば良いのかがわかります。疑問詞がWhatなのかHowなのかがわかれば答えやすくなりますよね。また、主語、動詞と目的語のセットがわかるようにメモを取りましょう。丁寧さよりも自分で見てわかるレベルでメモを取ることが重要です。一度読みの問題は選択肢から問題となりそうな部分を予測しましょう。違いや共通点を選択肢から探しておくと予測しやすくなります。

読解のポイント

抽象から具体の流れを意識するように心がけましょう。
情報の並べ方として、一般的な話から掘り下げ、理由、具体例の流れがあります。この流れをもとに情報を整理できるか試してみましょう。ベースとして単語力が必要になるので、足りない人は早急に身につけましょう。

英作文のポイント

「書きたいこと=書けること」ではありません。知っている表現の日本語に言い換えて書く経験が必要です。模試など時間制限がある状態で訓練をすると、良い練習になります。書きたいことを書ける日本語に換える工夫が本番では有効です。

※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。

 

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