中学生
2020.12.30
【熊本県/英語】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)
このページでは、2021年度の熊本県公立高校入試に向け、英語の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。
2021年度入試の出題範囲について
まず2021年入試の英語の出題範囲については、関係代名詞のうち、主格のthat・which・whoおよび目的格のthat・whichの制限用法、また同様の働きを持つ接触節も出題範囲から除外されることになりました。
平均点の推移について
続いて平均点の推移についてです。
2018年度以降は徐々に下降し、2020年度入試は過去5年間で一番低い平均点でした。全体的には難化の傾向となっています。
問題構成と配点について
続いて、問題構成と配点です。
大問5題による構成は変わっていませんが、大問2、4、5の配点に変更があり、長文読解と英作文の割合が24%から30%に上昇しています。
大問ごとに必要な4技能の力について
注意すべき点は、リスニングの問題でも記述式の問題が出題されることです。聞く力はもちろん、書く力も必要になります。ご覧のように、全体的にはバランス良く4技能を身につける必要がありますが、特に「書く力」はどの大問にも必要な力となりますので重点的に練習をしておきましょう。
今後の勉強法について
最後に今後の勉強法についてお伝えします。
リスニング問題
リスニング問題は、放送が流れる前の準備が大事です。選択肢を見て、質問の内容を予測することをしましょう。疑問詞の予測ぐらいはつくと思いますので、自分で勉強をする時に実際にやってみると良いでしょう。
また1度しか読まれない問題については英検®3級で練習しましょう。英検®3級のリスニングの第1部は放送が1回しかないので良い練習になるでしょう。
空所に適する語や文を記入する問題
熊本県の英語の入試は、空所に適する語や文を記入する問題が多いのが特徴です。文中のどこかにヒントとなる部分があります。似た表現が用いられている他の文を探しましょう。前置詞や冠詞などの使い方の間違いが非常に多いので、入試前に必ず確認しておきましょう。
自由英作文
自由英作文は必ず学校や塾の先生に添削をしてもらってください。自分では気づかない間違いがあるかもしれません。1点を大切にする勉強をしていくことが重要です。
※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。