中学生
2021.1.6
【宮崎県/数学】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)
このページでは、2021年度の宮崎県公立高校入試に向け、数学の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。
2021年度入試の出題範囲について
2021年度宮崎県公立高校一般入試の数学はこれまで、中学校第3学年までの全内容でしたが、中学1・2年生の全内容と中学3年生の教科書「啓林館『未来へひろがる数学3』の193ページまで」に変更され、試験範囲が狭くなりました。2年生までの内容は過去問や類似問題でしっかりと仕上げるようにしましょう。
平均点の推移について
2016年度から2019年度までの4年間は大きな変動はありませんでしたが、2020年度は平均点が上がりました。これは大問1から大問3までの平均点が例年よりも高かったことが影響しています。推移から予測すると、2021年度の数学の入試は難しくなりそうです。「三平方の定理の利用」と「標本調査」が入試の試験範囲外になったこともあり、図形の問題の難易度も上がると見ています。
問題構成と配点について
2019年度からは大問1が9問から8問に減りました。大問3、4、5は変更ありませんが、大問2は過去5年間で資料の整理、確率、連立方程式の文章題など「論理的に考察する問題」に変化しています。大問4、5の図形の問題は得点率が下降気味で、2021年度もその傾向が続くと思われます。
今後の勉強法について
続いて今後の勉強法についてお伝えします。
試験問題は50分中45分で問題を解き、5分で見直しをし、時間内に最大の得点を取る練習をしましょう。この時、目標点を取るための時間配分、問題の取捨選択に気をつけるようにしてください。過去問や類似問題で正解できなかった問題(単元)を集中的に勉強して、弱点をなくす(減らす)ようにしましょう。
テストでの実践項目について
最後にテストを受ける上での実践項目です。
時間配分について
大問1つあたり10分を目安としますが、大問5と6に時間がかかることが多いので、その分、小問集合や大問2を7~8分でスムーズに解き終わるようにしておきましょう。
作図について
解く時に使った図やグラフは消さないようにしてください。後で見直しをする際に必要になります。
記述問題について
次の2点に注意しましょう。
・論理的に書かれているか。繰り返して読み返して、おかしなところがないか確認してください。
・文字を置き換えるときは「~をn(整数)と置く」など、その文字についての説明を忘れないようにしてください。
平面図形の図について
平面図形の図にすでにわかっている数値や角度をすばやく記入してください。自分で書いた図にいろいろ書き込んで、それを元に考えを進める癖をつけましょう。
今までに解いたことのない問題や難しく感じる問題が出ても、決して焦らず、解ける問題、やったことのある問題から解いて得点を稼ぐようにしましょう。
※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。