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中学生

2021.3.16

Vnet編集部

【福岡県/理科】2021年度公立高校入試”速報”~塾の先生が分析~

2021年3月10日(水)に実施された福岡県公立高校入試(2021年度)の出題内容に関する分析を速報でお知らせします。より詳細な分析は追って公開します。なお、記載の内容は、福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部が調査・分析・監修をしています。新受験生にとって有益な情報です。ぜひ確認しておきましょう。

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大問構成と配点

ここでは過去2年間の入試と比較しながら、大問構成と配点について見ていきましょう。

出題範囲変更

出題傾向には特に影響しなかった。

大問別出題傾向

大問1 生物分野(1)

設問数3問、配点7点。昨年と比べ同レベル。
問題のレベル・形式は例年と変化なし。

大問2 生物分野(2)

設問数4問、配点8点。昨年と比べやや難化。
例年と問題レベルは同じくらいだが、対話形式で出題しているためやや難化。難易度は教科書基礎レベルである。

大問3 化学分野(1)

設問数4問、配点9点。昨年と比べ同レベル。
ポリプロピレンの小片の浮き沈みを密度の観点から考える問題。見慣れない器具や記述要素が入っているが問題レベルはさほど高くない。

大問4 化学分野(2)

設問数4問、配点6点。昨年と比べ易化。
炭酸水素ナトリウムの分解の実験が出題。昨年のイオンの問題より解きやすかった。昨年のモデル図は出題されず、代わりに化学反応式が出題された。

大問5 地学分野(1)

配点4点、配点7点。昨年と比べやや難化。
出題された問題数は同じだが、記述、作図が3題出題され、やや難化した。

大問6 地学分野(2)

設問数4問、配点8点。昨年と比べ易化。
昨年は天体から出題されたが、今年は天気より出題された。記述の問題がなくなり、対話形式の穴埋め問題になった。

大問7 物理分野(1)

設問数4問、配点9点。昨年と比べ難化。
昨年は光から出題されたが、今年はオームの法則・電力から出題。作図がなくなったが、計算問題が2問、大小関係を問う問題が1題出され、難化している。

大問8 物理分野(2)

設問数3問、配点6点。昨年と比べ同レベル。
2ページにわたった対話形式の問題ではなかったが、すべての問題が作図、計算で構成された。問題を読む量は少ないが、例年並みの難易度だった。

講評

例年通り、大問が生物・化学・地学・物理の各分野から2題ずつの計8題で構成されていた。作図も含む2ページにまたぐ対話形式の問題構成は今年も大問1つ分出題されている。例年多く構成されていた全問正解や両方正解の問題が昨年は24点分出題されていたが、今年は8点分と大幅に減少して受験生にとっては得点になりやすい問題が例年より多かった。

※このページに記載の情報は福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部の分析をもとに作成されています。

 

 

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