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中学生

2021.3.17

Vnet編集部

【山口県/数学】2021年度公立高校入試”速報”~塾の先生が分析~

2021年3月9日(火)に実施された山口県公立高校入試(2021年度)の出題内容に関する分析を速報でお知らせします。より詳細な分析は追って公開します。なお、記載の内容は、福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部が調査・分析・監修をしています。新受験生にとって有益な情報です。ぜひ確認しておきましょう。

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大問構成と配点

ここでは過去2年間の入試と比較しながら、大問構成と配点について見ていきましょう。

出題傾向に変更あり

昨年、一昨年と比べて選択問題が導入されており、大問が1つ増えている。しかし、選択問題のため解く大問が1つ少ないので総量は変わらない。完全記述問題も例年通り3問出題された。

大問別出題傾向

大問1 リスニング

設問数5問、配点5点。昨年と比べ同レベル。
問題のレベル・形式は例年と変化なし。

大問2 独立小問

設問数4問、配点8点。昨年と比べて同レベル。
毎年、問題数は4問で、問題内容は変化しているが、どの年も教科書基礎レベルの問題になっている。

大問3 資料の活用

設問数2問、配点4点。昨年と比べ同レベル。
昨年と違い、説明を求める記述問題が出ているが、相対度数の差を明らかにして答えるだけなので、教科書レベルの問題だったと言える。

大問4 確率

設問数3問、配点5点。昨年と比べ易化。
昨年の問題は2次式や因数分解と一緒に確率が出ていたが、今年はよく見る確率の問題が出ており、問題も教科書レベルだった。昨年に比べ解きやすかった。

大問5 式の計算

設問数3問、配点5点。昨年にない問題。
昨年、一昨年には出なかった問題。平方根と2次方程式、文字式の文章題の3問だが、どれも教科書レベルの問題で構成されている。比較的解きやすかったのではないか。

大問6 2次関数

設問数3問、配点5点。
昨年より問題数が1問増加しており、記号問題になっていたりと少し変わったところがあるものの、問題は昨年同様教科書レベルになっている。

大問7 平面図形

設問数3問、配点5点。昨年と比べ難化。
昨年の比例・反比例の問題から2次関数の問題に変更。昨年は座標を求める問題が2問あったが、今年は1問になり、三角形の面積を求める問題に変更になっている分、難化している。

大問8 1次関数

設問数3問、配点6点。昨年と比べ難化。
選択問題が角度を求める問題に変更。設問3が面積比から辺の長さを求める問題に変更しており、2次方程式の解の公式も利用するため難化したといえる。

大問9 平面図形(作図1)

設問数2問、配点7点。昨年と比べ難化。
昨年と違い、作図と証明問題が出ているので難化したと考えられる。証明問題も条件をもとに合同の条件を導かなければならない問題になっている。

大問10 文字式の利用

設問数3問、配点7点。昨年と比べ難化。
今年の問題は昨年に比べ立式が少し難しかった。また、答えを求めるまでの過程を書かなければならなかったりと、正解へのハードルも上がっている。

講評

昨年と比べると、コロナの影響で出題形式に変化はあったものの、全体のレベルはあまり変わっていない。基本的な問題が多いが、問題数も多いので、計算力とスピードをつけるためにたくさん練習をする必要がある。また、教科書レベルの問題が多いので、解法や知識を一つひとつ丁寧に押さえていかなければならない。
記述問題は、資料の活用における説明、合同の証明、文字式の説明で答えにつながる条件を導く問題になっているので、多くの問題を解いてさまざまな考え方を頭に入れておく必要がある。

※このページに記載の情報は福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部の分析をもとに作成されています。

 

 

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