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中学生

2020.12.19

Vnet編集部

【佐賀県/社会】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)

このページでは、2021年度の佐賀県公立高校入試に向け、社会の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。

 

※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。

2021年度入試の出題範囲について

『2021年度佐賀県立高等学校入学者選抜における学力検査の出題範囲については例年通りとし、出題範囲から除外する単元はなし』とすることが発表されています。過去問や類似問題を解き、しっかりと対策をしましょう。

平均点の推移について

2020年度佐賀県公立入試の社会の平均点は30.2点でした。前年は27.9点だったので、若干やさしくなりました。2018年度から易と難が交互に訪れているため、平均点の推移はこの3年間アップダウンを繰り返しています。今後は30点ぐらいの平均点を目安に落ち着くと思われますので、2021年度の問題は極端に難しくなったり、逆にやさしくなったりすることはないと予測されます。

問題構成と配点について

続いて問題構成と配点です。大問1は世界地理、大問2は日本地理、大問3は歴史の古代から明治、大問4は歴史の明治から現代、大問5は政治分野、大問6は経済分野からの出題です。

2020年度の入試では大問すべてにおいて、前年より平均点が下がっています。大問1の世界地理の得点率が56%、大問2の日本地理の得点率72%、大問3の歴史(古代から明治まで)が得点率60%、大問4の歴史(明治から現代まで)の得点率が56%、大問5の公民(政治分野)の得点率が56%、大問6の公民(経済分野)の得点率が74%という結果でした。2020年度の入試は受験生にとって難しかったようです。記述の多い大問の得点率が悪く、特に大問4が難化していました。

今後の勉強法について

今後の勉強法について解説します。

まず前提として「資料の読み取り」は絶対にできるようにならなければなりません。これを念頭において以下の勉強を行ってください。

①年号・出来事は完全暗記を

歴史は、江戸時代までは文化・産業を、明治以降は年号を中心とした出来事を記述形式で解答する必要があります。年表を使って覚えた年号・出来事は消し込みながら覚えていくといいでしょう。

②地理は必ず国や地域の位置を確認

地理は、地図帳を手元に置いて、必ず国や地域の位置を確認しながら学習するようにしましょう。統計(人口・面積・生産順位など)は上位3つまで完全に暗記するようにしてください。

③公民は学校ワークを仕上げる

公民は、学校のワークレベルの穴埋め問題などを完璧にできるようにしておきましょう。

④記述問題は解答を先生に見てもらうこと

記述問題は、自分で書いた解答を学校や塾の先生に必ずチェックしてもらいましょう。自分ではできていると思っていた部分が、実は減点対象になっていたということも少なくありません。また、入試に出る時事をニュースや新聞で確認しておくことも大切です。

テスト当日の実践項目

最後に入試当日のテスト中や休み時間にやるべきことをご紹介します。

入試の休み時間にやるべきことベスト3

①世界の国の名前と位置、都道府県の場所を確認する

②統計の確認をする

③明治から現代までの年号の見直しをする

テスト中の見直しポイント

①資料問題は答えを出すときの計算に注意しましょう。

②記述問題では指定語句の間違いや未使用に注意しましょう。

資料の読み取りや記述は慎重に解答し、最後まで見直しをすること。また誤字・脱字をしないように見直し時間の確保を意識してテストに臨みましょう。

※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。

 

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