中学生
2021.1.6
【宮崎県/社会】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)
このページでは、2021年度の宮崎県公立高校入試に向け、社会の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。
2021年度入試の出題範囲について
2021年度宮崎県公立高校一般入試の社会については中学1・2年の内容(地理・歴史の全内容)に加え、3年生の教科書の204ページ(東京書籍、日本文教出版)までが出題範囲となっています。これはつまり、これまでの入試とほとんど変わりないことを意味しています。出題範囲の変更については特に意識することなく、着実に学習を進めていきましょう。
平均点の推移について
まずは平均点の推移です。
平均点は過去7年を見てもほぼ横ばいで、半分の50点強となっています。入試問題としてはやや難しめの問題と言えます。
問題構成と配点について
続いて問題構成と配点です。
各分野からまんべんなく出題されています。大問4の「分野融合」も、地理・歴史・公民の3分野から幅広く出題されていますが、それに加えて宮崎県の地元の話題をもとに問題が作られています。日頃から地元のニュースに関心を持っておきましょう。
得点率では、これまでの経緯を見ると、地理的分野はやや易しめです。歴史的分野は概ね得点率が低いので、歴史の攻略が合否を分けそうです。特に明治以降の「近現代」は要注意です。また歴史を横軸で見て、日本の出来事と世界の出来事を関連づけて覚えておく必要があります。
今後の勉強法について
地理について
地図帳を手元に置いて、必ず位置を確認しておきましょう。統計資料もそれが何かを判別するポイントを覚えるようにしてください。その上で、産業の特徴などを関連づけて知識を広げましょう。
歴史について
弱点は「近現代史」です。年代の暗記、内容、そして世界の国々とのかかわりまでチェックしておいてください。
公民について
基礎知識と社会事象を関連づけましょう。
記述について
自分で書いたものを、学校や塾の先生に必ず添削してもらいましょう。自分では気づかなかった減点箇所などがわかり、得点の底上げになります。
宮崎県の社会は問題文が長く、資料も多く、記述の解答も多い特徴があります。時間配分には十分に注意しましょう。
テストでの実践項目について
入試当日の休み時間にするべきことBEST3
①国・都道府県の場所を地図帳で確認する。
②統計の確認。人口・面積・生産順位などは上位3つまでの見直しを。
③文化と年号(特に近現代)の見直しを。
テストの見直しポイント
①資料問題は答えを出すときに計算をさせるものもあります。計算ミスをしないよう注意してください。
②記述では指定語句の間違いや未使用に注意。
時間が余っても最後までしっかり見直しをしましょう。記述が多いので、誤字・脱字が絶対にないよう、終了時間ギリギリまで確認をするようにしましょう。
※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。