共通テスト

2021.1.18

V-net編集部

大学入学共通テスト主要科目(国語・数学・英語)問題分析

1月16日・17日に実施された大学入学共通テストの主要科目(国語、数学、英語)で実際に出題された問題をもとに、学習塾の先生が全体的な傾向を解説します。来年度の受験生は記事を参考にしながら、早めに受験対策を始めましょう。

※この記事は個別指導の明光義塾 九州本部および福岡の進学塾エディナの監修のもと制作されています。

英語(リーディング)

発音・アクセントや文法問題などの知識を問う問題がなくなり、読解問題が大問の6つすべてを占めました。文法問題がなくなったこともあり、単語数が昨年のセンター試験の問題よりも1,000語以上も上回りました。そのため、文章を読むのに時間が必要だったことに加え、思考力を問う問題も多く、解答時間が足りなかった生徒も多かったと予想されます。扱われた内容は、ショートメールのやり取りや旅行代理店のウェブサイトなどもあり、日ごろから日常生活の中で英語に触れ、対策をしておく事が必要な内容でした。

英語(リスニング)

配点が昨年の50点から100点へと変更になったため、大問数が2つ増え、リーディングと同様に6問構成となりました。ネイティブの話者だけでなく、非ネイティブの話者の音声が混在して出てくるため、グローバル化社会で対応できる英語のリスニング力が問われる内容となっていて、今後もこの傾向は続くと予想されます。また問題内容も、単純に英語を聞き取ることが出来れば正解に辿り着けるものではなく、その過程で思考力・判断力や処理のスピードを問われる出題になっていました。

国語

試行問題で出題された日常的・実用的な問題や対話形式の問題は出題されず、センター試験とあまり変わらない内容・構成でした。現代文に関しては、2題とも比較的読み易い内容でした。新傾向としては、評論文で生徒の「学習過程」に即した問題の出題、小説では本文の設問に加え、本文に対する批判文が出題され、それについて解答するものがあった。古文は歴史物語が出題されたため、古文の対策にあまり時間を取れなかった生徒には比較的難しかったかもしれません。漢文は例年並みの出題でした。

数学ⅠA

日常生活の事例を題材にした2次関数を利用する問題が出題されました。全体的には70分と時間は増加されましたが、問題分量の増加にともない、時間的には厳しい生徒が多かったことが予想されます。出題形式(大問数)はこれまでのセンター試験と同様ではありますが、会話文が導入された問題や最初から考える問題も含まれており、より思考力・応用力が試される問題の傾向は今後も継続されていくと思われます。会話文から読み取れる数学的事項を元に的確に判断する力や、誘導がない状況でも論理的に考察していける思考力が今後はより重要となります。

数学ⅡB

計算量は減少しましたが、問題の分量、思考力を要する問題は増加しました。問題形式はセンター同様、必答問題が2題、選択問題3題から2題の選択の計4題でした。計算量は減少したものの文章量や選択肢問題が増加し、より思考力を問われる問題でした。数ⅠA同様、生徒の会話文をヒントに考察を進めていく問題が出題されています。今回の問題は比較的誘導に乗りやすいタイプの問題も出題されていますが、誘導なしで一から自力で考察を進めて解答していく力も必要となるでしょう。

おしらせ

教育・受験情報V-netでは、今回初めて実施された大学入学共通テストの各科目を徹底分析し、新受験生に向けてご紹介する予定です。ご期待ください。

※この記事は個別指導の明光義塾 九州本部および福岡の進学塾エディナの監修のもと制作されています。

 

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