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高校生

2020.10.20

Vnet編集部

大学入学共通テストの英語はどうなる?

今回は2021年度新入試から導入される「共通テスト」が従来の「センター試験」からどのように変わるのか?前半は、①リーディング②リスニングに分けて分析をしていきます。後半は、大学の出願時での注意点に触れていきます。(2020年8月時点の文科省等の発表を参考に作成しています)

問題構成や配点を比較。センター試験と共通テストの違いは?

共通テスト英語配点比率比較表

*表中の大学入学共通テストの内容は、独立行政法人大学入試センターの発表および試行テストの内容を参考にしています。
 
 

共通テストのリーティングの語数もセンター試験が4,000語前後に対し、試行調査では約5,400語前後になっていました。リスニングでもセンター試験が約1,100語に対し試行調査では1,500語でした。単語数を比較するだけでも、共通テストが難化する事が予想されます。
リーディングでは、発音・アクセントや文法単独問題がなくなり、長文のみになるので必要とされる単語や読まないといけない文章も多くなり、センターと比べてよりスピードが重要になります。以上のことをふまえると、長文読解に必要な速読力がある生徒は、そうでない生徒に比べて、入試本番でかなりの点差を広げられる可能性が出てきそうです。
リスニングでは、センター試験にはなかった「全体や状況・条件を把握して解答を選ぶ形式」「全体を把握し、要点をまとめた上で解答を選ぶ形式」「流れてくる英文の議論を聞いて意見を要約して解答を選ぶ形式」など、全体を把握し要約する力が求められる問題が多くみられました。特に、第5.6問に関しては英文が1回読みの上、英文を聞き取りながらメモや図表を完成させたうえで必要な情報と聞き取った内容を照らし合わせて解答する必要があり、共通テストは、センターより総合的な能力を求められるテストに生まれ変わる事が予想されます。

まとめ

  • 時間をかけずに読む、1回聞いて理解するだけの英語力が必要に
  • 英語力だけでなく、総合的な学力が必要に
  • 受験テクニックが通用しない、本物の学力が必要に

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