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全学年

2021.10.5

Vnet編集部

英検®準1級 VS 受験勉強 どちらを優先すべき?!ポイントはCSEスコア

「英検2級は無事に合格!次は準1級合格をめざすぞ!」
「英検準1級を一度受験したけど、合格スコアにほど遠い・・・受験勉強もあるしどっちを優先すべき??」
「準1級の過去問に挑戦したけど、難しすぎる・・・相当な勉強量が必要だけど英語にばかり時間を取れない!どうしよう??」
受験勉強もあるし、英検準1級に挑戦すべきかどうか、高校生の皆さんは悩むところですね。
そこでこの記事では、準1級を受験すべきか、受験勉強を優先すべきかを判断するポイントについて解説していきます。

 

英語力の向上を図るために勉強することはもちろんメリットとなりますが、英検®準1級は合格率が20%以下といわれる、難関試験でもあります。だからこそ、取得していると様々なメリットがあります。

英検®準1級取得のメリット①「4技能の習得度が確認できる」

英検®は、1回の試験(二次試験含む)で「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能をチェックできます。さらに準1級にもなると、出題される話題が幅広いため、様々なニュースに対して自分の意見を持つことを求められます。英検®の対策をしていくだけでも、英語4技能がバランスよく身につくだけでなく、様々なトピックへの知識が身につくので受験に関係なくしっかりと英語力をつけたい人におすすめです。

英検®準1級取得のメリット②「自分の自信になる」

英検®準1級の合格に必要な単語数は約7,500語~9,000語と言われ、2級の2倍近くの単語力が必要となります。高校の英語教師の英検®準1級取得率が約72%(※)と言われているのを聞くと、どれだけ難しいか分かりますよね?
だからこそ、高校生のうちに英検®準1級を取得するということは大きな自信にもなります。高い英語力は、英語でレポートを書いたり、ディスカッションをしたりといった大学の授業や留学などでも必要とされます。英語力がネックで将来を諦めずにすみ、自分の選択肢を広げることができます。

※文部科学省|令和元年度「英語教育実施状況調査」の結果について(概要PDF)
https://www.mext.go.jp/content/20200715-mxt_kyoiku01-000008761_2.pdf

英検®準1級取得のメリット③「大学受験に有利」

共通テストでの外部試験利用は見送りとなりましたが、英語の重要性は変わりません。多くの大学が、英検®を利用した入試を実施しています。準1級を取得しておけば、その選択肢はかなり広がります。また、一発勝負の共通テスト、入学試験と違い、従来型の試験の場合は1年間に3回(S-CBTだと6回、従来型との併用だと最大9回)チャレンジできるのも英検®の特徴です。

おまけ「英検®準1級取得で受験が有利になる大学(一例)」

下記は2021年10月1日現在での情報です。必ず各大学のHPより22年度の募集要項をご確認ください。(※の大学は昨年度の情報)

学習院大学
一般選抜(プラス試験) 国際社会科学部 【得点換算】英語の得点として換算(英語の試験自体はなし)
準1級(CSE2540)⇒140点
準1級(CSE2304)⇒130点
総合型選抜・AO入試 国際社会科学部 【出願資格】
準1級以上合格が条件
早稲田大学※
一般選抜
(英語4技能テスト利用型)
商学部 【出願資格・得点換算】
英検1級合格⇒得点換算5点(満点)
英検準1級合格⇒出願可能・得点換算なし
一般選抜
(英語4技能テスト利用型)
国際教養部 【得点換算】
英検1級合格⇒得点換算20点(満点)
英検準1級合格⇒得点換算14点
英検2級合格⇒得点換算7点
上智大学
推薦(公募制) 文学部英文学科
法学部国際関係法
外国語学部英語学科
【出願資格】
準1級以上合格が条件
法政大学
一般選抜
(英語外部試験利用入試)
法学部
国際文化学部
文学部
経済学部
【出願資格】
準1級以上合格が条件
試験1科目(国語または数学)の得点のみで合否判定

一般選抜
(英語外部試験利用・換算型)
グローバル教養学部 【得点換算】
準1級かつCSE2500以上
得点換算:130
一般選抜
(A方式)
グローバル教養学部 【得点換算】
準1級かつCSE2350以上
得点換算:175
一般選抜
(B方式)
グローバル教養学部 【出願資格】
準1級かつCSE2350以上

英検®準1級受験か受験勉強か。どちらのタイプかチェックしよう!

英検®準1級合格をめざし、勉強時間を英検®対策に費やすのがいいのか、受験勉強に専念するべきか・・・高校生のみなさんは、ここの判断基準に悩みますよね?
自分はどうするべきか悩んでいる人は、この診断テストで、自分がどのタイプかチェックしてみください!

英検準1級か受験勉強優先かの診断テスト

英検®準1級取得をめざすべき人


志望大学が明確で、その大学が英検®を利用した入試を実施している場合

もちろん、英検®準1級めざした勉強が必要ですね。まずは志望大学の募集要項を確認して、準1級が条件かどうかを確認しましょう!条件となっていたら、合格めざして死に物狂いで勉強してください!


高1で英検®2級を取得している人

高校1年生までに英検®2級に合格できたということは、基本的な英語力が備わっている証拠。本格的な受験勉強までは、まだ少しスケジュールに余裕があるので、さらなる高みをめざし、ぜひ一度受験してみましょう!準1級の問題内容は、社会性の高い話題が多いので、対策勉強をしておいて損はありません。

2級でハイスコアをめざして、受験勉強に専念すべき人


高1時点で英検®2級を取得していない人

英検®2級でも十分に大学受験でのメリットはあります。2級までは、高校で学ぶ範囲内でもあります。学校の授業や受験に役立つので、まずは英検®2級合格をめざしてがんばりましょう


CSEスコアが2150未満の人

英検®2級を取ったから安心、ではなく、なるべくハイスコアをめざしましょう!志望大学が明確に決まっている場合は、その大学の基準に照準を合わせればよいですが、まだ志望大学がはっきり決まっていない人は、英検®2級Aといわれるハイスコア(CSEスコア2150以上)をめざしておくと、選択肢が広くなり、大学受験も有利となります。
もし、英検®利用をしない大学を志望校にしたとしても、がんばって勉強した努力が消えるわけではありません。きっと入試問題が簡単に思えるほど、英語力が身についているはずです。

英検®準1級は合格しなくてもいい?!取得級よりもCSEスコアが重要になる場合も!

CSEスコア

英検®準1級にチャレンジしたいけど受験勉強にも本腰を入れないといけないし、合格までには時間が足りない・・・という方も多いのでは?
そういう場合は、とにかく挑戦してみることが大切です。実は準1級は合格しなくても、受験するだけで享受できるメリットがあるのです。それは「CSEスコア」。英検®には、合格、不合格の判定とは別に、試験のスコアがでます。
先ほど、準1級取得のメリットに大学受験の有利性について述べましたが、合格していなくてもCSEスコアが基準に達していれば、加点や満点換算、出願資格をクリアすることができます。
ただし、ここで注意したいことが2つ。

1つめは、試験の種類です。CSEスコアは4技能のスコアが揃わないとでません。つまり、従来型の英検®では、一次試験に合格して二次試験を受験し、スピーキングのテストを受ける必要があるのです。
そこでおすすめしたいのが、S-CBTでの受験。S-CBTでは、1度で4技能の試験をするので、不合格でもCSEスコアが残ります。ライティングはタイピングと手書き受験と選択できるので、タイピングに自信がない人でも心配いりません。

2つ目は、「準1級以上受験でのスコアにおいて」という条件がある大学があるということ。その場合、例えCSEスコアで2300を取得していても、それが英検®2級でのスコアであれば対象外となってしまいます。大学の募集要項をチェックする際は、英検®の級とCSEスコアの両方ともしっかりと確認してくださいね。
そしてもちろん、大学側が求めているのは準1級相当の英語力。合格しなくてもいいといっても、そのスコアをクリアするのも簡単ではありません。それでも、合格することだけが目的ではないと思うと少しは気が楽になりますよね?
まずは自分の志望大学の英検®利用状況を調べることから始めましょう!

入試でCSEスコアを採用している大学(一例)

下記は2021年10月1日現在での情報です。必ず各大学のHPより22年度の募集要項をご確認ください。(※の大学は昨年度の情報)

九州大学※
一般選抜(前期)
学校推薦型選抜
共創学部 【得点換算】
CSEスコア2300以上の場合、共通テストの英語を満点換算。
2段階選抜の場合、英語能力試験の成績は利用せず、共通テストの成績を利用。
※共通テスト自体は要受験
佐賀大学※
一般選抜
(前期・後期)
全学部 【得点換算】
共通テストの英語を下記の通り換算
CSEスコア2250以上:90%
CSEスコア2150~2249:80%
CSEスコア2050~2149:70%
※換算点が共通テストの得点より高い場合に、換算点を採用
早稲田大学
一般選抜
(4技能テスト利用方式)
文化構想学部
文学部
【出願資格】
CSEスコア2200以上
(ただし4技能すべてのスコアで500を超える必要あり)
上記基準点以上の場合は、国語と地歴の2教科の合計により合否判定
上智大学※
一般選抜
(学部学科試験・共通テスト併用型)
全学部
(国際教養学部、理工学部英語コース、SPSFを除く)
【加点】
CSEスコア2600以上:加点30
CSEスコア2300~2600:加点20
CSEスコア1950~2300:加点10
CSEスコア1700~1950:加点5
共通テストの外国語において、みなし得点として利用可能。合否判定には、共通テストの得点とみなし得点のいずれか高得点を採用。※共通テストは要受験
推薦入試
(公募制)
経済学部経営学科/外国語学部フランス語学科/外国語学部イスパニア語学科/総合グローバル学科総合グローバル学部 【出願資格】
CSEスコア2150(英検®2級A)以上が対象
福岡大学
一般選抜
(前期・共通テスト併用型、共通テスト利用型Ⅰ期・Ⅱ期)
全学部 【加点】
CSE2300以上(要準1級以上受験)⇒加点40点
CSE1950~2299(要準1級以上受験)または
CSE1950以上(要2級受験)⇒加点20点
加点後の得点が、満点(200点)を超える場合は、満点を上限とする。リーディング(共通テストにおける配点100点)は160点満点に、リスニング(共通テストにおける配点100点)は40点満点になるように換算したうえで、加点を行い、さらに各学部学科が定める配点に換算して、判定に使用。

英検®2級取得者は今すぐスコア表をチェック!!

準1級だけでなく、英検®2級でも大学受験におけるメリットはたくさんあります。多くの大学が2級合格を条件にしていますが、ここで注意したいことがあります。たとえ英検®2級に合格してもCSEスコアが低いと、加点される点数や換算基準が低くなることも…。2級に合格したからといって、油断している人はいませんか??ギリギリ合格の1980と満点の2600では有利性が大きく異なります。
2級のなかでもCSEスコア2150以上のハイスコア合格者には2級Aという資格が付与されます。なかには、2級Aを条件としている大学も。また、2級でのCSEスコアが2300あれば、準1級取得と同等の扱いをする大学もあります。まずは自分のスコアをチェックして、2150に達していない場合(特に志望大学がまだはっきりと決まっていない人)は、再度受験をしてハイスコアをめざしましょう!
志望大学が決まっている人は大学の募集要項をしっかり調べて、目標スコアを確認することを忘れずに。

以上、英検®準級を受けるべきか、受験勉強を優先すべきかのチェックポイントを紹介してきました。
英検®だけに限らず、英語力を高めることは大学生になっても、社会人になっても大切なことです。まずは自分の将来のことを考えて、どちらを優先すべきか、整理しながら考えてみるといいでしょう。
2級を取得している人は、せっかくなので一度は準1級を受験してみてもいいですね!

まとめ

・志望大学が決まっている人は、大学の英検®利用状況を必ず調べよう

・高1時点で英検®2級を取得できているかが、準1級に挑戦するかどうかの分かれ目

・取得級だけでなく英検CSEスコアにも注目。無理して英検®準1級取得をめざすよりも、2級でハイスコアを目指す方がいい場合もある。

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

<参考サイト>

日本英語検定協会公式サイト
https://www.eiken.or.jp/eiken/

日本英語検定協会公式サイト|英検CSEスコアのご紹介
https://www.eiken.or.jp/cse/

日本英語検定協会公式サイト|英検CBT®
https://www.eiken.or.jp/cbt/

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