学校生活
2020.10.27
【食事で身につけよう】集中力を高める3つのコツ
勉強や仕事をはじめ、様々なシーンで必要となる「集中力」。
「試験が近いし、集中して勉強するぞ!!」
「大事なプレゼンがあるから、今週は資料作りに集中しよう!」
意気込みは十分なのに、眠くなったり、集中力が途切れたりと、集中し続けるのはなかなか難しいですよね・・・
そこでこの記事では、少しでも勉強や仕事の効率をあげるための『集中力アップに役立つ食事のコツ』をご紹介します。
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※この記事は管理栄養士の監修のもと作成しています。
食事をするときはまず野菜から!
食後は眠くて授業や仕事に集中できなくなる・・・よくありますよね!
食後の眠気は、血糖値の急上昇と急降下が原因といわれています。
食物繊維を含む野菜や海藻から食べると、糖の消化吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇をおさえるため、眠気予防に効果があります。
ただし、早食いでは野菜や海藻の効果が得られませんので、よく噛んでゆっくり食べることを心がけましょう。
集中力アップに効く栄養素を摂る!
ビタミンB1
ごはんやパンなどの糖質を分解し、エネルギーに変える栄養素です。
糖は体だけでなく脳のエネルギー源にもなるので、勉強や仕事など、頭を使う時にも必要となります。
体の疲労回復にも効果があるのでしっかり摂りましょう!
鉄分
血液をつくり、酸素を運びます。不足すると貧血を起こし、頭がボーっとなってしまいます。
特に思春期は、体の発育時期であることに加え、部活などで体を動かす機会が多いため、男女ともにより多くの血液を必要とします。
特に女子は月経の影響もあり、貧血になりやすいため、意識して摂取するようにしましょう。
ビタミンCと一緒にとると鉄の吸収率がアップ!
ビタミンB12
赤血球のへモグロビン合成を助け、血液をつくり、貧血を防ぎます。
動物性食品のみに含まれるので、食事が野菜に偏りがちな人は注意が必要です。
よく噛もう!
咀嚼をすることで、記憶を保存する海馬や前頭前野などが活性化し、集中力アップにつながるといわれています。
集中するためにガムを噛むスポーツ選手もよく見かけますよね。
柔らかい食材を口にする機会の方が多いと思いますが、普段からよく噛んで食事をすることを心がけてみましょう。
おやつでガムを噛むようにするのも効果的です。
以上、集中力アップに役立つ食事のコツを3つご紹介してきました!
もちろん、同じ食材ばかりを食べるのではなく、バランスよく色々な食材を摂取することが大切です。
バランスの良い食生活を意識し、脳と体を元気に保つことで、集中力を高めていきましょう!
まとめ
・食後の眠気を防ぐために、まずは野菜から食べ始める
・バランスの良い食事をしっかり摂ることを心がけ、特にビタミンB1、鉄分、ビタミンB12(野菜中心の生活の人)を意識してとるようにする
・やわらかい食材ばかりでなく、繊維質の多いもの、かたい食材をとりいれ、咀嚼回数を増やす工夫をする。ガムも効果的。