自由研究
2021.6.5
【自由研究おすすめテーマ】牛乳からチーズを作ろう!|小学校中学年向け
夏休みの宿題で一番最後まで残しがちなものといえば自由研究!今年は、早めに手をつけてみませんか?
まだテーマが決まっていないお子さまのために、手軽にできる「カッテージチーズづくり」を紹介していきます。普段は市販のものを口にする機会が多い、身近な食べ物を一から作ってみることで、食べ物への興味を引き出すとともに、食育の一環にもなります。作ったチーズは、お菓子づくりや料理に使ったりと使い道もいろいろ!チーズをつくるだけでなく、お子さまとカッテージチーズを作った料理にも挑戦してみるのもオススメです。火を使うので、必ず保護者の方と一緒に作ってくださいね。大人でも一緒に楽しく作れますよ!!
※この記事は、管理栄養士監修のもと作成しています。
用意するもの
・牛乳500ml ※成分無調整のものを選んでください
・レモン汁大さじ2(市販のレモン汁やお酢でもOK)
・ザル、ボウル、キッチンペーパー
・塩ひとつまみ(お好みで)
カッテージチーズの作り方
※火を使うので、必ず保護者の方と一緒に作り、やけどに注意してください。
①鍋に牛乳を入れ、弱火で加熱します。沸騰しないよう、時々まぜましょう。
鍋のまわりに小さな泡が出てきたら、火を止める。少しずつレモン汁を加える。
すぐにまぜず、20秒ほど置くのがポイント!
③ゆっくりまぜていくと、モロモロっとしたものが出てきます。ある程度まぜたら、ボウルにザルを乗せ、キッチンペーパーをしいたものに、牛乳を移します。
④1時間程度置いて、水分が出なくなったら軽く絞ってできあがり!一晩置くと、しっかり水気が抜けます。
出てきた水分はホエーと呼ばれ、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの栄養がたっぶり!捨てずに料理やお菓子作りに活用してくださいね。このホエーと同量の牛乳を足して、加熱しながらレモン汁を足すと、リコッタチーズができます!!
ちなみに、リコッタチーズの「リ」は再び、「コッタ」は煮るという意味だそうです!チーズ製造時に出てきたホエーを利用するので「二度煮るチーズ」って名前なんですね!
温めた牛乳にレモン汁をまぜると固まる理由
牛乳のたんぱく質には、カゼインという成分が含まれています。普段、かぜいんたちは分散していますが、酸性のものとまぜることで、カゼイン同士がくっつき固まります。この状態がカッテージチーズと呼ばれるものになります。レモン汁以外の色々な酸性のものを見つけて、作り比べしてみるのもおもしろそうですね!
自由研究でまとめるポイント
チーズを作って終わりではなく、下記の点についてまとめてみましょう。写真を撮るのを忘れずに!紙に自由にまとめてもいいですし、どうしてもまとめるのが苦手な場合は、ページ下部より専用テンプレートをダウンロードして使ってください!
500mlの牛乳から何gのカッテージチーズとホエーができたか
カッテージチーズとホエーがどのぐらいできたか、しっかり記録をしておきましょう!
低脂肪牛乳など、他の種類の牛乳で作ったときと、できる量は変わるのか、比べてみるのもおもしろいですね。
味や食感の感想
バターを作る過程で、生クリームはバターミルクと呼ばれる液体とバターの固形に分離します。200mlの生クリームからどのぐらいの量のバターができたか、しっかり確認しておきましょう!脂肪分が違うとできるバターの量は変わるのか・・・といった追加の実験をしてもいいですね。
手作りチーズの活用方法
作ったチーズをどういうものに活用したかをまとめましょう。お菓子やサラダなど、活用できるメニューはたくさんあります。親子で一緒に料理に取り組めるのも、夏休みならではですね!
作業過程での感想とまとめ
チーズをバターにする過程で感じたことも書きましょう。うまくいかずに工夫した点や失敗したから次はこうしよう!といった改善点を書くのもいいですね。
【おまけ】追加で実験をしてみよう!
バターづくりの過程で不思議に思ったことなどをもとに、追加で実験をしてみてもいいですね。
・低脂肪牛乳など、他の種類の牛乳でもできるかな?
・レモン汁とお酢とでは味が変わる?
・ホエーを使ってまたチーズができるって本当?など、作る過程で不思議に思ったことがあれば、じっけんしてみましょう!
自由研究シート
下記よりPDFをダウンロードして無料でご利用いただけます。ご家庭のプリンターやコンビニのネットプリントで印刷可能です。自由研究のまとめにぜひご活用ください。
【記入例】
以上、牛乳からカッテージチーズを作る方法を紹介してきました。
火は使いますが、冷蔵庫にある材料で手軽に無添加の美味しいカッテージチーズができます。普段、なかなか使わない食材かもしれませんが、カッテージチーズは低脂肪でたんぱく質とカルシウムが豊富なので、お子さまの健康づくりにもピッタリなチーズ。ぜひ、これを機にカッテージチーズを日常的に使ってみてください!