中学生
2021.5.15
【中1生必見!】塾の先生が教える! 初めての定期テスト攻略法
この春中学校に入学した新1年生も、そろそろ学校に慣れてきた頃でしょう。科目ごとに授業をする先生が違ったり、部活動があったりと、小学校の頃との違いはたくさんあると思いますが、その中でも一番大きいのは定期テストではないでしょうか。この記事では、新中1生を対象に、初めての定期テストの攻略法をご紹介します。
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。
小学校と中学校のテストの違いについて再確認
入学したばかりの中学1年生の場合は、6月に実施される1学期末(2学期制の学校は前期中間)のテストが“初めての定期テスト”になる人が多いはずです。
ここでおさらいですが、小学校の頃のテストと、中学校の定期テストはどう違うのでしょうか?以下の図をご覧ください。
小学校では通常、各単元の授業が終わったらすぐに、その内容だけの確認テストが行われます。ところが中学校の定期テストでは、学期中に学習するいくつかの単元をまとめた広い範囲で一気にテストが行われます。
テストの範囲はどれぐらい?
では、実際にどれぐらいの範囲で、どれぐらいの内容を勉強しておかなければならないのでしょうか?
教科書で言うと1科目あたり約25~50ページ分となり、国語・社会・数学・理科・英語の5科目では少なくとも150ページ以上に。加えて、ワークやプリントなども含めると、テスト範囲の内容は膨大なものになります。以下は学校で発表される定期テスト範囲の一例です。
いかがですか?こんなに範囲が広いと、直前の詰め込みでは間に合わないということがおわかりでしょう。
どんな問題が出る? 昨年の1学期期末テストの問題例はこれだ!!
参考までに、昨年度の中学1年生の英語の期末テストの問題例(改題)を掲載します。1学期末からすでに、並び替えや自由英作文が出題され、難しいテストであることがわかります。
皆さんは、6月にはこのような内容のテストを受けることになります。今のうちに、4月からの学習内容を復習を始めておきましょう。
定期テスト対策のポイント
定期テストまでにまだ時間の余裕があったとしても、毎日の授業の復習をコツコツとやっておくこと。そしてテスト範囲が配られたら、学習計画と目標点を決めてスケジュールを確実にこなすことがポイントとなります。
2週間前から直前までの学校の動きと、対策すべきポイントを以下の表にまとめます。
ご覧のように、毎日の積み重ねと、2週間前からのスケジュール管理が最大のポイントとなります。ちなみに、1学期以降の数学と英語の一般的な学習内容は以下の通り。学期が進むにつれて内容もどんどん難しくなっていきますので、決して「テストはまだ先」とは思わずに、毎日コツコツ積み重ねるようにしましょう。
中1の定期テスト年間スケジュール(3学期制)
中1の定期テスト年間スケジュール(2学期制)
いま皆さんが気にしているのは来月実施されるテストのことだと思いますが、当然のことながら、定期テストはその名の通り、定期的にやって来ます。一番気が緩むのはテストが終わった直後です。初めての定期テストを無事に終えたら、気を緩めずに、できなかった問題をすぐに解決するように心がけましょう。
皆さんの健闘を祈ります!
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。