中学生
2021.1.16
【大分県/社会】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)
このページでは、2021年度の大分県公立高校入試に向け、社会の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。
2021年度入試の出題範囲について
2021年度大分県公立高校入試の出題範囲について説明します。県によっては出題範囲を一部変更しているところもありますが大分県は変更はありません。過去問がそのまま使えますので、しっかり仕上げましょう。
参照:大分県教育委員会『令和3年度大分県立高等学校入学者選抜における配慮事項等について』
コチラの記事も併せてお読みください。
『各県の県立高校入試スケジュール一覧(コロナ対応内容も掲載)』
平均点の推移について
2018年度の33.0点から平均点は下降傾向を辿っていて、2020年度は26.9点にまで下がりました。要因としては、資料でのヒントが少なくなり、本質的な解答を求められたことが挙げられます。また、大問1(6)の時事問題では、多面的・多角的に考察し記述するという難易度の高いものもありました。正答率は0.5%足らずでした。日頃からニュースや新聞などをチェックし、社会問題についての知識を持っておくことが求められます。
問題構成と配点について
次に問題構成と配点です。
大問6つ構成が続いていましたが、2020年度より大問5つ構成に変更になりました。地歴公民の3分野がそれぞれ大問1つずつとなり、大問の主分野の中に他分野の内容が組み込まれる問題になっています。加えて総合問題、資料読解問題と言える大問が追加されました。これは今後の学校教育の方針である「思考力」「判断力」「表現力」を高めていく上で、その能力を測る問題に切り替わっていると捉えることができます。実際に文章記述問題が合計7問と多くなっているので、いかに記述問題を攻略するかが非常に重要になっています。
記述問題の解き方の注意点です
問題の主語は何かを確認しましょう
何について聞かれているかしっかりと理解しましょう。
主語に対する答えをひと言で明確に書いているか
ここができていれば点はもらえます。練習あるのみです。
資料中の言葉をきちんと使っているか
文末表現は適切か
必ず読み返して確認しましょう。理由・目的を聞かれたら、文末は必ず「〇〇だから」「〇〇のため」で答えましょう。
普段から記述を練習することでできるようになります。突然上手に書けるようにはなりません。練習あるのみです。がんばりましょう。
今後の勉強法について
歴史
前半は文化と産業、後半は年号を押さえてください。年表を使って時代を意識しながら勉強を進めると良いでしょう。
地理
地図帳を手元に置いて必ず位置を確認しましょう。また、統計(人口・面積・生産順位)の上位3つは完全に暗記してください(統計の読み取り問題を多くこなして練習を重ねると良いでしょう)。
公民
学校ワークの穴埋めは確実にできるようになっておきましょう。
記述
自分で書いて、学校や塾の先生に必ずチェックしてもらいましょう。また、時事問題対策としてニュース・新聞で社会の動きに普段から注目しておくことも重要です。
入試では、これから入試直前までに取り組む実践問題がそのまま入試に出ることもよくあります。しっかりと取り組んで得点アップを狙いましょう。
テストでの実践項目について
休み時間にやるべきことBEST3
①国・都道府県の場所の確認
②統計の確認
③文化と年号の明治から現代までの見直し
テスト見直しのポイント
①資料問題は答えを出すときの計算に注意しましょう
②記述では指定語句の間違いや未使用に注意しましょう。
時間が余っても最後までしっかり見直しをしてください。誤字・脱字での減点は本当にもったいないですよ。
※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。