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学校生活

2021.8.23

Vnet編集部

中高生も気になる日焼け!夏の紫外線ダメージを体の中からリセットしよう!

「日焼け止めを塗っているから、日焼け対策はバッチリ!」
「体育の授業や部活、日々の生活で日焼けはしたけど、赤みや痛みがひいたから大丈夫!」
と思っていませんか?
今では中高生でも日焼け対策をしっかりしている人は多いと思いますが、完全に紫外線を遮断することは難しく、気が付かないうちに紫外線ダメージは蓄積してしまいます。皮膚がんやシミの原因となり得る夏のダメージは、早めのリセットが大切です。
この記事では、夏の紫外線ダメージをリセットするための方法を紹介。早めの対策で、数十年後の肌を守りましょう!



 

※この記事は栄養士監修のもと作成しています。

紫外線ダメージは少し遅れて目に見える?!

多くの人が日焼け対策をしていると思いますが、それでも完全に紫外線を遮断するのは難しいもの。気が付かないうちに、紫外線ダメージは私たちの体の中に蓄積してしまいます。日焼けで怖いのは、単に肌が黒くなってしまうだけではありません。紫外線は、皮膚がんやシミの原因となる可能性もあります。さらに、これから季節の変わり目を迎えると、お肌のトラブルが増えてきます。今のうちからきちんとケアをしていくことが、肌トラブルの予防につながりますよ。

肌のターンオーバー
紫外線のダメージは、メラニンとして肌の中に潜み、ターンオーバーによって少しずつ表面にでてきて排出されます。しかし、生活習慣の乱れなどによりターンオーバーがうまくいかなくなると、肌がゴワゴワしたり、くすんだりしてしまいます。そして、ターンオーバーによってメラニンが排出されないとシミの原因となるのです。
ターンオーバーの周期は約28日―年齢によって周期が長くなるといわれています。隠れた紫外線ダメージは、日焼けしたからすぐに肌にあらわれるのではなく、約1ヵ月遅れて目に見えるようになります。
ターンオーバーが正常に行われるには、生活習慣を正し、肌の再生を促す必要があります。
まだまだ紫外線が強い日も続くので、できる対策は今のうちにしておきましょう!

大切なのは普段の生活

対策といっても、普段の生活で気をつけてればいいことばかり。ぜひ今日から実践してください!

紫外線ダメージをなるべく軽減する

まずは、今以上に日焼けをしないようにしましょう。日焼けを止めは夏だけでなく1年を通して使い、曇りや雨の日でも忘れずに塗るようにしましょう。

日焼け止めは必ず落とす

日焼け止めが肌に残っていると、肌荒れの原因になってしまいます。日焼け止めを塗ったら、しっかり落としましょう。石鹸で落ちる商品を使うと、毎日落としそびれがないので、日焼け止めを選ぶときは成分を選ぶようにしてください。

日焼けをしたらきちんと保湿をする

日焼けした肌は軽いやけどを負った状態。うっかり日焼けしてしまった日は、しっかり冷やして保湿しましょう。

睡眠をきちんととる

肌の再生を促す成長ホルモンは睡眠中に出るといわれています。質の良い睡眠は、きれいな肌づくりの基本。しっかりと睡眠がとれるよう、湯船につかったり、寝る前に軽くストレッチをするのもオススメです。

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バランスの良い食事

食材に含まれる栄養のなかには、肌の代謝をよくしたり、肌の再生を促したりするものがたくさんあります。化粧品などによる外からアプローチも大切ですが、中高生だと高級なものは買えませんよね?
化粧品だけでなく、体の中から肌をきれいにする対策もとても大切です。
なかにはダイエット中だからと、極端な食生活をおくる方もいますが、そういった食事では肌のきれいさはキープできません。○○しか食べない、ではなく、様々な食材をバランス良く食べるようにしましょう!

日焼け肌にオススメの食材

紫外線を浴びたときは、肌の再生を促したり、メラニンの生成を抑えたりする栄養が必要不可欠。ここでは、そういった栄養が豊富な食材を紹介していきます。日々の食事で、とるように心がけてみてくださいね。

肉や魚介類、大豆製品(たんぱく質)

たんぱく質が豊富な食材

健康な肌づくりの土台には、良質なたんぱく質は欠かせません。毎食必ずとるようにしましょう。
魚介類はサバやいわしがおすすめ。缶詰だと手軽に食べられるので、いいですね!ただし、たんぱく質だけ食べていても効果は発揮されません。野菜などに含まれるビタミン類と組み合わさることで、様々な効果を発揮します。これだけ食べておけばいい、のではなく、色々な食材を食べて、幅広く栄養をとることが大切です。

トマト(リコピン、βカロテン、ビタミンC)

トマトとトマトジュースのイメージ

トマトに含まれている栄養素のなかでも、リコピンは特に抗酸化作用に優れており、メラニン(シミの元)の生成を抑制する効果があるとされています。
リコピンは、加工食品から摂取する方が吸収されやすいといわれているので、トマトジュースなどで手軽に毎日とるといいですね。ジュースを買う時は、添加物や砂糖などが入っていないものを選びましょう。おやつ代わりにプチトマトを食べるのもオススメです。

鮭(アスタキサンチン)

鮭のイメージ

鮭の身の赤い色素のもととなるアスタキサンチン。優れた抗酸化力を持ち、化粧品の原料にも使われています。シミの原因となる活性酸素を除去する効果があるといわれています。

たまご(たんぱく質、ビオチン、ビタミンA、B6、Eなど)

卵のイメージ

食物繊維とビタミンC以外の栄養を含んでいる、ほぼ完全栄養食品。もちろん肌にいい栄養も豊富なので、1日1~2個をめどに食べるといいでしょう。体重が気になる方は、ゆで卵にして食べるのがオススメです。

パプリカ、かぼちゃ、ブロッコリー(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE)

ビタミンACEが豊富な野菜

野菜には肌を健康に保つビタミン類が豊富。特にビタミンA、C、Eは免疫力も高めてくれるので意識してとりたい栄養素です。そしてこの3種類は、いずれもビタミンAに代わるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEが含まれているので、特におすすめです。

ビタミンA:皮膚を健やかに維持するために必要な栄養素。肌にうるおいやハリを与え紫外線から肌を守る効果があります。炒めると、吸収率がアップします!

ビタミンCたんぱく質とビタミンCはコラーゲンの元。美肌には欠かせない栄養素です。体内で合成することができず、摂取後はすぐに排出されてしまうので、毎食少しずつ取り入れましょう。

ビタミンE:血行促進により細胞の老化を防ぎます。代謝が高まるため、ターンオーバーが促進され、メラニンの排出がスムーズに。シミなどの予防に役立ちます。油を使って調理すると、吸収率が高まります。

はとむぎ茶のイメージ

普段の水分補給は何を飲んでいますか?甘いコーヒーやジュースなどを飲んでいる人は、ぜひお茶を飲むようにしてみましょう!
はと麦茶には、代謝を活発にして色素沈着を防止する効果があると言われています。六条大麦を原料とする一般的な麦茶とは異なるので、原材料をよく確認しましょう。ノンカフェインなので、寝る前でも安心して飲むことができますね。
また、緑茶にはシミの生成を防ぐカテキンやビタミンC、ビタミンEを多く含んでいます。コンビニでもたくさんの種類が販売されており、手に入りやすいので手軽に飲むことができます。緑茶はカフェインが入っているので、なるべく夕方以降は飲まないようにしましょう。

以上、紫外線ダメージをうけたときのケア方法と肌にいい食材を紹介してきました。
学生のうちは、学校の制約などもあり十分な紫外線対策ができないかもしれません。それでも、食べるものを意識したり、生活習慣を見直したりすることで対策につながることもあります。
今のうちから可能な対策をして、数年後、数十年後の自分から感謝されるようになりましょう!

まとめ

・生活習慣を正すことが紫外線ダメージリセットの基本!

・肌の再生を促す栄養素で、体の中からきれいになろう!

<参考>
一般財団法人 食品分析開発センターSUNATEC
http://www.mac.or.jp/mail/170901/03.shtml
<お詫びと訂正>
2021年8月23日の初回投稿にて「柑橘類やキウイ、きゅうり、セロリといったソラレンを含む食材は、朝はできるだけ食べないようにしましょう」という情報を記載しておりましたが、この情報に対して充分な根拠を提示できない事実が判明しました。結果的に、読者に正確ではない情報を提供してしまったこと、ならびに関係各位にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。尚、該当部分は2023年8月16日に削除いたしましたことをここにご報告いたします。(2023年8月16日|編集長)

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