中学生
2021.3.18
【大分県/数学】2021年度公立高校入試”速報”~塾の先生が分析~
2021年3月9日(火)・10日(水)に実施された大分県公立高校入試(2021年度)の出題内容に関する分析を速報でお知らせします。より詳細な分析は追って公開します。なお、記載の内容は、福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部が調査・分析・監修をしています。新受験生にとって有益な情報です。ぜひ確認しておきましょう。
大問構成と配点
ここでは過去2年間の入試と比較しながら、大問構成と配点について見ていきましょう。
出題傾向に変更あり
関数に関する出題が大問2と大問3で見られた。設問数や配点は昨年から大きな変化はなかった。
大問別出題傾向
大問1 小問集合
設問数10問、配点20点。昨年と比べ同レベル。
問題のレベル・形式は変化なし。中1~中3の全範囲の計算問題と作図が今年も出題された。
大問2 y=ax2と図形
設問数3問、配点8点。昨年と比べて同レベル。
前半は教科書基礎レベルの問題だった。後半は等積変形のもので、2019年度と少し傾向が似ているものが出題された。
大問3 資料の活用・一次関数
設問数4問、配点8点。昨年と比べ同レベル。
代表値に関する問題と比例の表を用いて残りの距離を求める問題。表への作図と記述が出題された。
大問4 規則性
設問数3問、配点8点。昨年と比べやや難化。
2019年度に出題された規則性の問題よりやや難しい。
大問5 空間図形
設問数4問、配点8点。昨年と比べ同レベル
それぞれの辺を軸とした回転体の体積を比較する問題が出題された。
大問6 平面図形
設問数3問、配点8点。昨年と比べやや易化。
昨年は円、今年はひし形の性質を利用した相似、線分、面積比の問題が出題された。
講評
等式変形や規則性の問題が出題され、2019年度と形式、レベルが変わらない内容だった。問題レベルについては昨年とも変わらず、例年通りだった。資料と方程式の記述の練習、図形の合同と相似の証明は練習しておく必要がある。
※このページに記載の情報は福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部の分析をもとに作成されています。