【佐賀県/数学】2021年度公立高校入試”速報”～塾の先生が分析～

大問構成と配点

ここでは過去2年間の入試と比較しながら、大問構成と配点について見ていきましょう。

出題傾向に特に変化はない

出題範囲の変更がなかったこともあり、大問構成、小問数ともに変化なし。完全記述の出題も昨年同様2問だった。

大問別出題傾向

大問1　計算・独立小問

設問数10問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
不等式の立式に変わり、作図が出題された。

大問2　文章題

設問数6問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
連立方程式（割合）は□に当てはまる式を書く。2次方程式（図形の計量）は解答を求めるまでの過程を書く完全記述式の問題だった。

大問3　確率・数の性質

設問数7問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
文字式の証明（穴埋め）に変わり、数の性質（問題文は会話形式）が出題された。内容的にはガウス記号（高校数学）と同等。

大問4　図形と関数・グラフ

設問数6問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
典型的な、2乗に比例する関数と図形に関する出題。

大問5　平面図形

設問数5問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
空間図形の出題なし。図形の証明は合同に変わり、相似が出題された。最後の小問は難しい。

講評

形式、レベルともに例年とあまり変わらない内容だった。基本～標準レベルの問題が多いので、ミスをせず確実に正解することがポイントとなる。上位校を目指すには、図形問題での得点が必要だ。