中学生
2021.2.19
【沖縄県/数学】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)
このページでは、2021年度の沖縄県公立高校入試に向け、数学の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。
2021年度入試の出題範囲について
2021年度の出題範囲の変更についてですが、数学は『三平方の定理の活用』『標本調査』が除外となりました。三角形や四角形、合同・相似な図形など、幅広い内容から出題されることが考えられますので、対象となる範囲の内容はしっかりともれなく押さえておきましょう。
出典:沖縄県教育委員会ホームページ『県立高等学校入試関連情報』
https://www.pref.okinawa.jp/edu/kenritsu/nyushi/ko/nyushi.html
コチラの記事も併せてお読みください。
『各県の県立高校入試スケジュール一覧(コロナ対応内容も掲載)』
平均点の推移について
過去5年間の数学の平均点の推移です。2019年度に下降しましたが、2020年度は4.6点アップしました。基本~標準レベルの問題が多いので、全分野の基礎力をしっかり身につけ、時間配分に注意することが大切です。
問題構成と配点について
続いて問題の構成と配点です。
大問は10問構成です。大問1、大問2の配点が60点満点中24点もあります。
2020年度の正答率は大問6~10は50%未満で、特に大問9の空間図形の正答率は19.6%でした。
今後の勉強法について
次に今後の勉強法について2点お伝えします。
今後の宿題や間違いのやり直し
記述力アップと不要なミスをしないようにするため、「考え方」や「証明」をくわしく書き、しっかりと目で確認しましょう。
目標点に合わせた問題を適切に選択
入試に向けて設定している目標点に合わせて、問題を確実に得点できるように練習しましょう。数学が苦手でも平均点は取れるよう、自分の得点力を調整することが大切です。難しい問題を解けるようになるのではなく、簡単な問題(得点率の高い、誰もが解ける問題)を落とさないようにすることが大切です。
テストでの実践項目について
最後にテストでの実践項目を3点説明します。
時間配分に気をつけよう
45分で解答し、5分で見直しをする時間配分を、できるだけ崩さないように進めましょう。大問8~大問10の最後の問題に時間をかけすぎないように注意してください。
ミスがないか確認しよう
符号・約分・ルートの中・計算の順序でミスをしていないか、5分の見直し時間で確認しましょう。
記述の項目をすべて書いているか確認しよう
解の吟味・過程・理由を書いているか、合同条件・相似条件は合っているかを確認しましょう。
また、解答欄は空欄にせず、必ず数字で埋めるようにしてください。何も書いていなければ0点ですが、何か書いていれば、点数がもらえる可能性があります。いずれにしても、解法がわかる問題に集中して、確実に得点するように心がけましょう。
※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。