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中学生

2021.3.19

Vnet編集部

【長崎県/英語】2021年度公立高校入試”速報”~塾の先生が分析~

2021年3月9日(火)・10日(水)に実施された長崎県公立高校入試(2021年度)の出題内容に関する分析を速報でお知らせします。より詳細な分析は追って公開します。なお、記載の内容は、福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部が調査・分析・監修をしています。新受験生にとって有益な情報です。ぜひ確認しておきましょう。

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大問構成と配点

ここでは過去2年間の入試と比較しながら、大問構成と配点について見ていきましょう。

出題傾向は特に変化なし

大問ごとの形式に変化はなし。今年度からA・B問題が廃止されたことで、A問題とB問題の中間レベルを意識した問題が出題された。

大問別出題傾向

大問1 リスニング

設問数10問、配点22点。昨年と比べやや難化。
英単語レベル、英単語数は例年と同レベルだったが、問3で「質問」に対する「答え」を記述する問題が2問、さらに英文の場面に合う図を時系列に並べ替えさせる問題では、「Oh sorry, I need to tell you one more thing.」という発言で順番が変化する問題が出題されたため、傾向の変化によりやや難化したと言える。ただし、会話の内容を一文一文正確に聞き取り、流れを正確に把握するという点では例年通りの傾向だった。

大問2 対話文読解

設問数10問、配点29点。昨年のA問題・B問題の中間レベル。
出題傾向は例年通り。昨年と比較すると、文章量は昨年のB問題と同レベルだったが、図(Chart)が3つから2つに減少している分、昨年のB問題よりは易しかった。
また例年、最後の設問に「あなたの考え」を問う英作形式の出題があったが、今年は意見を問う問題は出題されていないので、読みやすい対話文だったと言える。

大問3 条件英作文

設問数3問、配点15点。昨年のA問題・B問題の中間レベル。
例年、B問題では「図を参考に英作する問題」と「対話のやり取りから判断して英作する問題」が出題されているが、今年は「メールのやり取りから英作する問題」が出題された。例年との違いで特徴的なのは問1に整序作文が出題されたことだろう。しかし、この問題は、疑問詞を使った基本的な問題のため、例年のB問題よりは易しくなっている。

大問4 長文読解

設問数11問、配点34点。昨年と比べ同レベル。
長文内容、設問ともに昨年と同レベル。例年と比較し、英文を書かせる問題がなくなり、日本語記述と記号問題だけになった。しかし適語補充だけでなく、適文補充問題が2問、日本語記述が2問出題されており、例年以上に内容読解を必要とする問題だった。

講評

今年がA・B問題廃止後の初年度となり、問題レベルはその中間を取った形で出題されている。大問2~大問4の問題は統一することにより、昨年のB問題より難易度は低くなっている。そのため、難易度調整も含め、大問1のリスニング問題のレベルを若干高くし、標準レベルを維持している。全体的に高度なライティング能力を求める問題というよりは、リスニング能力とリーディング能力を同時に問う問題に変化したと言える。今後、この傾向はさらに強くなり、基本構文・基本文法を確実に理解した上で、確実な英文内容読解とリスニングを求められることになるだろう。

※このページに記載の情報は福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部の分析をもとに作成されています。

 

 

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