中学生
2021.3.15
【佐賀県/英語】2021年度公立高校入試”速報”~塾の先生が分析~
2021年3月3日(水)・4日(木)に実施された佐賀県公立高校入試(2021年度)の出題内容に関する分析を速報でお知らせします。より詳細な分析は追って公開します。なお、記載の内容は、福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部が調査・分析・監修をしています。新受験生にとって有益な情報です。ぜひ確認しておきましょう。
大問構成と配点
ここでは過去2年間の入試と比較しながら、大問構成と配点について見ていきましょう。
出題傾向に特に変化はない
大問ごとの形式に変化はなし。特徴的な問題として、大問4の図(figure)の4つの棒グラフから「日本に当てはまるグラフ」を選ぶ問題、そして大問5の街の地図から、主人公の辿ったルートを答える問題があるが、いずれも難易度は高くない。
大問別出題傾向
大問1 リスニング
設問数10問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
問1の1番で、テーブルの下で寝ている猫を選ぶ問題が出題されたが、catの後の「under the table」を聞き逃すと、猫の絵は3つあるので正答を選べない。ここでつまずいた生徒もいたのではないだろうか。
大問2 条件英作文
設問数5問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
昨年はスピーチ原稿の中の箇条書きの言葉がランダムに配置されていて、探すことに時間がかかる作りだったが、今年はメモの内容が時系列で記されていたので、英訳する部分が探しやすくなっていた。
大問3 短文・広告読解
設問数5問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
問1の2問が変更された。昨年は(1)も(2)も選択肢から単語を選ぶ形式の空所補充問題だったが、今年は(1)は会話内容にふさわしいグラフを選ぶ問題に変更され、(2)は会話内容にふさわしいイラストを選ぶ問題にそれぞれ変更された。
大問4 対話文
設問数5問、配点10点。昨年と比べ同レベル。
大問5 長文読解
設問数5問、配点10点。昨年と比べやや難化。
鉄道路線の接続の様子が一見わかりにくい。路線の違い、駅の説明が、地図上のどの場所かの判断が難しい。
講評
全体的なレベルは昨年と変わっておらず、難易度は標準。図、表、グラフを使った問題が増えたが、設問の文章が1つひとつの選択肢について説明しているので、難しい問題ではない。地図の問題では、鉄道路線の違いがわかりにくいため、設問に登場する鉄道やバス、通りを立体的に見る練習が必要だ。
※このページに記載の情報は福岡の学習塾エディナおよび個別指導の明光義塾 九州本部の分析をもとに作成されています。