中学生
2021.2.19
【沖縄県/社会】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)
このページでは、2021年度の沖縄県公立高校入試に向け、社会の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。
※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。
2021年度入試の出題範囲について
2021年度の社会の入試では「私たちと国際社会の諸課題」が試験範囲から外れています。沖縄では連続して出題されている単元です。この単元が除外となることから、ほかの単元がより詳しく聞かれることが予想されます。範囲をしっかりと復習をして対応できるようにしましょう。
出典:沖縄県教育委員会ホームページ『県立高等学校入試関連情報』
https://www.pref.okinawa.jp/edu/kenritsu/nyushi/ko/nyushi.html
コチラの記事も併せてお読みください。
『各県の県立高校入試スケジュール一覧(コロナ対応内容も掲載)』
平均点の推移について
社会の平均点ですが、過去5年間、平均して30点台前後で推移しています。2018年度、2019年度と平均点が上昇傾向にありますが、平均点が例年30点前後であることから、2020年度よりも問題が易しくなることはないと考えられます。
問題構成と配点について
次に,問題の構成と配点です。
大問は6問構成で地理、歴史、公民が2題ずつ出題されています。どの大問も選択問題が多いため、2020年度は得点率が60%を超える大問が4つもありました。大問2と大問5は難度の高い記述問題が出題されたので、得点率は他の大問よりも低く50%台でした。選択問題の取りこぼしがないように、基本事項をしっかりと暗記しておきましょう。
今後の勉強法について
次に今後の勉強法について各分野ごとに説明します。
地理
日本地理、世界地理ともに統計資料の暗記が必須です。上位3位まで正確に覚えましょう。また用語についても繰り返し練習して説明できるようにしておきましょう。
歴史
年表を使い、時代を意識した勉強をしましょう。歴史の問題は前半後半ともに、何時代に誰が何をしたかという5W1Hで覚えておくことが有効です。どの時代についても出来事の説明ができるように練習しましょう。
公民
教科書内容の単語の理解が必須です。教科書ワークを活用し、穴埋めや1問1答で訓練しましょう。
テストでの実践項目について
最後に入試本番での実践項目です。
入試当日、休み時間にやるべきことBEST3
①統計の確認
②時代ごとの出来事の整理
③人権の内容の復習
休憩時間には、前の教科がどうだったかが気になりますが、これから受ける教科に必ず集中しましょう。歴史の年表や地理の統計資料などを見て知識の整理をしておくことをおすすめします。
見直しのポイント
①資料から読み取った内容の確認
②記述では指定語句の間違いや未使用に注意
資料に関連した問題が多いので、見直すときには自分の答えが資料に合っているかを照らし合わせて確認しましょう。記述問題でも指定語句を使っているかを必ず確認してください。また、誤字脱字でのミスはもったいないですよね。もう一度解きなおすつもりで見直しましょう。
※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。