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2021.2.16

Vnet編集部

【山口県/理科】公立高校入試傾向解説(2021年度入試用)

このページでは、2021年度の山口県公立高校入試に向け、理科の傾向と対策についてまとめています。学習塾の監修による確かなデータと分析をもとにまとめられているので、2021年度入試を受験する生徒は要チェックです。

 

※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。

2021年度入試の出題範囲について

2021年度山口県公立高校入試の出題範囲について説明します。県によっては出題範囲を一部変更しているところもありますが、山口県はすべての教科に選択問題を設定することが決定しています。2021年度の入試においては過去問がそのまま使える訳ではありませんので、他県の入試問題なども参考にしながら、十分に注意して対策を行いましょう。

参照:山口県高校教育課『令和3年度山口県公立高等学校入学者選抜のための学力検査における選択問題について』

平均点の推移について

平均点の推移です。2020年度入試の平均点は23.3点と、前年の28.7点から大きく下がりました。2021年度の入試については、選択問題の導入などで形式が異なることもあり、傾向が掴みにくい状況です。難しい問題は周りも解けていない、逆に簡単な問題は周りも解けていると考え、一喜一憂することなく問題に取り組むようにしましょう。

問題構成と配点について

次に問題の構成と配点です。
大問は9つで、物理、化学、生物、地学の4分野から均等に出題されています。大問1~大問4が基本問題で、大問5~大問8がよくある標準的な問題です。広い範囲をもれなく学習しないと得点しにくくなっています。苦手を残さないように勉強しましょう。大問9は思考力を求める融合問題です。

問題形式について

次に出題形式を見てみましょう。全国的な傾向ですが、文章で答える問題が多く出題されています。また語句、化学式の問題も多めなので、普段からきちんと「書いて学習」しておく必要があります。

ここまでのまとめ

4分野から均等に出題

単元の抜けやモレは致命的です。全範囲をまんべんなく学習しておきましょう

文章記述問題が増加(17点分)

文章で書く練習が必要です。

語句で答える問題が多い(17点分)

用語を正確に覚えて、漢字で書けるようになっておく必要があります。

大問9の対策

大問9は思考力・総合問題です。ただし、各分野に元になる問題があり、その表現を変えただけなので、元になる問題が何なのかに気づけば、あまり難しくありません。どの問題が形を変えて出ているのかを考えましょう。1つひとつの問題文が、実験の手順や結果、考察などを含めて非常に長くなっています。結局、何について答えるように言われているのかを確認して、正しく答えるようにしましょう。

今後の勉強法について

理科用語の意味を書いて覚えましょう

曖昧にしないこと。例えばイオンで出てきた「電離」って何か書けますか?きちんと主語を入れて、「電解質が水に溶けて、陽イオンと陰イオンに分かれること」と書けたでしょうか?以外と難しいですよね?がんばりましょう。

文章記述の練習をしましょう

よく出るものは暗記します。過去問など、解いていて不安な時は学校や塾の先生に必ず確認をしてください。

計算問題対策

計算問題は得点源になると思ってください。公式をそのまま使えば答えが出ることが多いです。はじめから諦めないことが大切です。私立の過去問に出てくるような複雑な問題は後回しにしても構いません。どうせみんなが間違うので、正答率が低くなり、合否には関係ありません。

出題パターンを意識して練習を

理科の問題には決まったパターンがあります。ひまわりの光合成、オオカナダモの光合成、蒸散など1つひとつまとまった問題パターンがあります。これを順番にできるようになっていけば、誰でも得点できるようになります。ただし、全分野から出題されるので、抜けのないようにしましょう。

理科の問題は全部でおよそ90パターン。


分野別の問題パターンはこの表のようになります。中1から中3まで、毎年「生物」「地学」「化学」「物理」の4分野をひと通り学習しています。各単元に典型的な問題が8問程度あります。見て、どのような問題かイメージできれば、その問題はほぼ解くことができるでしょう。逆にどのような問題かイメージできない問題は「危ない問題」です。すぐに確認して練習をしておきましょう。

テストでの実践項目について

空欄を作らない

空欄にしてしまうとそれだけで0点ですが、何か書いておけば1点でももらえる可能性があります。絶対に空欄を作らないようにしましょう。

文章を書いたら読み返す

「〇〇が」とか「〇〇より大きい」とか「〇〇だから」とか、主語や文末をきちんと書いているか確認しましょう。頭では理解できていても、それを正確に伝えきれないと減点されてしまいます。

問われていることに正確に答える

名称、化学式、番号、記号、単位など、どういう形で答えるように指示されているのかを確認し、必ず指示通りに答えるように注意してください。

※この記事は「個別指導の明光義塾」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。

 

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