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高校生

2020.12.15

Vnet編集部

共通テスト対策の心得②~ 国語編~

「共通テスト対策の心得①」では英語の共通テスト対策についてご紹介しました。今回は国語の共通テスト対策をご紹介します。

 

※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。

【大学入試センター公表 問題作成方針】

①文章から得られた情報を多面的・多角的な視点から解釈する問題

②実用的なものを含めた文章を題材にして、言語活動を重視する問題

③異種分野の文章を組み合わせた複数の題材からなる問題

出典:独立行政法人大学入試センター「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等及び大学入学共通テスト問題作成方針について」

 

【試行調査とセンター試験との比較】

試行調査での目新しい問題としては詩が出題されていることが挙げられます。また、法律・ポスターなどの図表などが参考資料として本編の問題文とは別に用いられ、問題文の総語数も増加しています。2019年度センター試験の平均121.55点に対し、2018年度試行調査の平均点は90.81点。目新しい問題や形式に戸惑った生徒も多いはずです。

 

【対策】

全体的には、時間配分に留意することが必要です。センター(過去問)や共通テストレベルの問題集を利用し、時間制限を厳しく設けて解く練習をするのが良いでしょう。

1.現代文

時間配分に注意! 設問に対応する箇所は精読し、解答に必要な箇所を正確に抽出することを意識しましょう。今後は参考資料の図表などから的確に特徴や要点を把握する情報処理能力が重視されることが予想されるので十分に注意してください。

 

2.古文

①文法知識の応用・・・古典文法単独の問題はありませんでしたが、内容把握問題で正確な選択肢を選ぶための文法知識が必要です。

②和歌・漢詩の基本知識の習得・・・近代的文章で詩が出題されました。今後は和歌や漢詩が出題される可能性があります。枕詞や縁語、絶句、律詩などの表現技法や基礎知識を確認しておきましょう。

 

【受験期の模試の活用法】

模試を受けたら、志望校判定が気になるのは当然ですが、気にしすぎるとモチベーションの低下にもつながりかねません。むしろ、模試の成績表の中で注目したいのは受けた科目の問題別・分野別の正答率です。自分の弱点がどこにあるのか、どの対策が遅れているのかが一目瞭然です。学習到達度を示すデータとして、今後の学習計画に反映させましょう。例えば、マーク式の問題であれば、受けた直後に、問題用紙に「自分がマークした選択肢に○」「迷った末にやめた第2候補の選択肢に△」をつけておきましょう。答案返却後に正解を見ながら照らし合わせ、間違った問題に△の選択肢があれば、どれだけ取りこぼしたかが分かります。そこは「伸びしろ」ですから、重点的に復習することで今後は得点源にすることができます。模試は自分の弱点を把握し、補強する最強のツールです。しっかりと活用して成績アップにつなげましょう。

 

まとめ

・時間配分を意識して問題を解く訓練を。

・図表や資料からすばやく特徴や要点を読み解く練習も必須。

・古文は文法知識を身につける。和歌や漢詩の基礎知識も要確認。

・模試で自分の弱点を把握。重点的に復習すれば得点源に。


 

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