中学校
福岡大学附属大濠中学校の基本データ・受験情報まとめ(2021年度入試用)

福岡県内でも屈指の私立中高一貫進学校。2010年に新校舎、2011年度から男女共学化。建学の精神にのっとり、道徳教育を根幹に据えた指導を実施しています。他の中高一貫校と同様に、国語、数学、英語については高校2年でほぼ高校の課程を修了するカリキュラム。国語、数学、英語のみならず、社会、理科にもかなりの時間を充て、総合的・教科横断的な学習指導を行っています。
※このページに記載の内容は福岡の進学塾「エディナ」が監修の上、学校の許可を得て記載しています。
基本データ
学校長 | 所在地 | 創立 |
---|---|---|
その まさずみ曽野 正純 | 福岡市中央区 六本松1-12-1 |
1948年 |
生徒数 | TEL | 学期制 |
501名 | 092-712-5828 | 3学期制 |
授業数/週 | 登校時刻 | 制服 |
6日制 (第2・第4土曜休み) |
夏 8:15 冬 8:15 | 中高有 |
給食 | 食堂/軽食販売 | プール |
無 | 有 | 無 |
寮 | 特待制度/奨学金 | 帰国生受入れ |
有高校男子のみ | 有 | 無 |
沿革
【建学の精神】
福岡大学附属大濠中学校の前身である福岡外事専門学校附属大濠中学校が設立されたのは1948年のこと。敗戦直後で国土は荒廃し、思想や価値観も混迷をきわめていた時代です。日本の復興には有為の青年を教育する私立学校が必要だとして開校準備が進められました。旧神社庁の古い建物を借用し、補修に補修を重ねてようやく開校。初代校長に就任した井口末吉校長は241名の新入生に向かって「人材の育成は校舎にあらず教師にあり。道徳教育を根幹として教育を断行する」と宣言しました。焼け野が原の大濠の地で、土地もなくじゅうぶんな校舎もない。食料事情も乏しいなか、芋畑で農業体験を共にし、率先垂範、師弟一如の教育が出発。開校から3年後の1951年には大濠高等学校も開校し、自由と礼節を尊び、自ら考え自ら判断し、責任をもって行動できる自律的な人間を育てるという教育理念も立てられました。大濠中学校は公立中学校の整備とともにその使命を果たしたとして1958年に閉校し、高校教育に専念することになりました。しかし時代の変遷とともに要望が強まり、1996年に大濠高校の併設型一貫校として新たに開校。その機に次のように教育方針を成文化しました(高校とは表現を異にする)。
1. 国際的な視野を養い、適正な判断力と自主性を発揮する。
2. 高い知性と豊かな感性を培い、自由で伸び伸びとした活動をする。
3. たくましい体と思いやりの心を育み、お互いの人格を尊重する。
【学びの進化、男女共学へ】
創立から時代を重ねて、社会は大きく変化し、男女を問わず学び方、生き方、働き方は多様化しつつあります。グローバルの要素も加わってますます複雑な様相を見せる社会で、人として相互に認め合い、尊重し合うことは必須の要件となります。このような社会的要請のもと2011年に中学、2012年から高校でも男女共学に踏み切りました。大濠学園での学びの可能性は広がり、教育の質も高まるものと期待されています。「先が見通せない激動の社会の中にあって、自立する人間を育てる」。大濠建学の原点を今、改めて再認識しています。
【ICT教育の取り組み】
中学校各教室には、モニターを設置しており、授業等で活用しています。今年度は高校全教室にプロジェクターを設置し、活用の幅を広げていく予定です。
授業時間
1コマ45分・週35時間
1年 | 2年 | 3年 | 計 | |
---|---|---|---|---|
国語 | 5.5 | 5.5 | 6 | 17 |
社会 | 4 | 5 | 5 | 14 |
数学 | 6 | 6 | 6 | 18 |
理科 | 4.5 | 4 | 4 | 12.5 |
英語 | 7 | 7 | 6.5 | 20.5 |
5教科計 | 27 | 27.5 | 27.5 | 82 |
※上記は週あたりのコマ数です
系列校
小 | 高 | 大(短大) |
---|---|---|
○ | ○ |
指定校推薦枠
※附属推薦(福岡大学)153名(医5、薬10含む)
早稲田大学 | 東京理科大学 | 明治大学 | 立教大学 | 立命館アジア 太平洋大学 |
---|---|---|---|---|
5名 | 6名 | 4名 | 6名 | 2名 |
同志社大学 | 関西学院大学 | 立命館大学 | 福岡大学 | |
11名 | 13名 | 7名 | 153名 (うち医5名、 薬10名) |
高校生外部募集
あり |
---|
(完全別クラス) |
主な大学合格実績
東京大学 | 京都大学 | 大阪大学 | 九州大学 | うち医学部医学科 |
---|---|---|---|---|
1名 | 1名 | 6名 | 58名 | 1名 |
神戸大学 | 東京工業大学 | 筑波大学 | お茶の水大学 | 佐賀大学 |
1名 | 3名 | 6名 | 1名 | 16名 |
長崎大学 | 熊本大学 | 大分大学 | 宮崎大学 | 鹿児島大学 |
17名 | 15名 | 3名 | 10名 | 10名 |
山口大学 | 広島大学 | 福岡教育大学 | 九州工業大学 | 慶應義塾大学 |
4名 | 6名 | 9名 | 22名 | 14名 |
早稲田大学 | 東京理科大学 | 明治大学 | 青山学院大学 | 立教大学 |
14名 | 33名 | 30名 | 10名 | 8名 |
中央大学 | 上智大学 | 芝浦工業大学 | 日本大学 | 関西学院大学 |
34名 | 3名 | 5名 | 19名 | 14名 |
関西大学 | 同志社大学 | 立命館大学 | 福岡大学 | うち医学部医学科 |
12名 | 28名 | 84名 | 304名 | 9名 |
西南学院大学 | 久留米大学 | うち医学部医学科 | 福岡工業大学 | 立命館アジア 太平洋大学 |
73名 | 20名 | 5名 | 32名 | 11名 |
入試教科
4教科型入試 | ||
---|---|---|
募集人数 | 160名(男子100名、女子60名) | |
試験科目 | 国語60分 | 算数60分 |
150点満点 | 150点満点 | |
社会40分 | 理科40分 | |
100点満点 | 100点満点 |
最近3年間の入試応募者推移と倍率
2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | ||
---|---|---|---|---|
募集 | 男子 | 100名 | 100名 | 100名 |
女子 | 60名 | 60名 | 60名 | |
応募 | 男子 | 663名 | 723名 | 601名 |
女子 | 423名 | 488名 | 398名 | |
応募倍率 | 男子 | 6.63倍 | 7.23倍 | 6.01倍 |
女子 | 7.05倍 | 8.13倍 | 6.63倍 | |
受験 | 男子 | 654名 | 704名 | 592名 |
女子 | 416名 | 480名 | 395名 | |
合格 | 男子 | 324名 | 334名 | 337名 |
女子 | 187名 | 182名 | 177名 | |
実質倍率 | 男子 | 2.01倍 | 2.11倍 | 1.75倍 |
女子 | 2.22倍 | 2.64倍 | 2.23倍 | |
合格平均点 | 男女 | 365.6点 国語113.5 社会69.3算数103.3 理科79.5 |
321.4点 国語94.6 社会55.9算数99.8 理科71.1 |
326.5点 |
合格最高点 | 男子 | 439点 | 406点 | 432点 |
女子 | 447点 | 406点 | 463点 | |
合格最低点 | 男子 | 330点 | 277点 | 269点 |
女子 | 330点 | 284点 | 289点 |