大学入学共通テスト：数学Ⅱ・B（2021年1月実施分）平均点と短評～塾の先生が分析

2021年1月に実施された大学入学共通テストの数学Ⅱ・Bの結果を塾の先生が分析。センター試験との違いは? 来年はどうなる? など、今年の結果から見えてくるポイントをご紹介します。新受験生は来年の受験に備えて確認しておきましょう。

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大問構成と配点
短評
平均点

※この記事は「個別指導の明光義塾」九州本部および福岡の学習塾「エディナ」の監修のもと作成しています。

大問構成と配点

大問構成と配点
大問	出題分野		配点
1	[1]三角関数（合成関数）		30
1	[2]指数関数・対数関数（指数関数と三角関数）		30
2	微分法と積分法（2次関数と3次関数）		30
3	2 問選択	確率分布と統計的な推測（読書時間に関する調査）	20
4		整列（等差数列と等比数列）	20
5		ベクトル（正五角形）	20

短評

『計算量は減少したが、問題分量、思考力を要する問題は増加』問題形式はセンター同様、必答問題が2題、選択問題3題から2題の選択の計4題であった。計算量は減少したものの文章量や選択肢問題が増加し、より思考力を問われる問題となっている。数ⅠＡ同様、会話文をヒントに考察を進めていく問題が出題されている。今回の問題は比較的誘導に乗りやすいタイプの問題であった。